ギャップ news|第1Q売上高40億ドル・89.4%増/オールドネイビーが牽引

米国のギャップ(カリフォルニア州サンフランシスコ市、ソニア・シンガルCEO)は、5月1日で終了した2021年度第1四半期の業績を発表した。

売上高は39億9100万ドル(1ドル100円換算で3991億円)で、前年度比89.4%の増加だった。COVID-19パンデミックの影響を受けない2019年比でも8%の増収になる。営業利益は2億4000万ドル(前年度は12億4400万ドルの損失)、純利益は1億6600万ドル(前年度は9億3200万ドルの損失)と、黒字に転換した。

既存店売上高は89.0%増加した。2019年比では8.0%増だった。

ブランド別の売上高では、オールド・ネイビーが119.7%増(既存店売上高は35.0%増)、ギャップは69.1%増(既存店売上高は29.0%増)、バナナ・リパブリックは34.6%増(既存店売上高は4.0%減)、アスレタは69.3%増(既存店売上高は27/0%増)と全体に好調だった。

オンライン売上高は2019年比で82.0%増加し、全体の40%を占めた。

ブランド別の売上げシェアは、オールド・ネイビーが57%、ギャップが22%、バナナ・リパブリックが10%、アスレタが9%、その他が2%となる。チャネル別ではオンラインが40%、ストリップ・センター店が34%、インドア・モールが17%、オープン・モールが6%、ロードサイドが3%。

世界40カ国で展開する店舗は5月1日時点で3571店舗。そのうち直営店が2997店舗、フランチャイズが574店舗。米国国内の店舗数は2019年の1216店舗から2020年末には947店舗となった。2023年までに866店舗ほどに絞りこむ計画である。

同社では好調なオールド・ネイビーとアスレタを中心としたブランド戦略を強化し、一方で店舗網縮小とインドア・モールからの撤退を進めている。これによって2021年通期では20%台まで売上高が増加すると予測している。

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