アマゾンnews|アマゾン・フレッシュにジャスト・ウォーク・アウトを導入

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)は、ワシントン州べルビューで開店した「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」に、同社が開発した「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」技術を導入した。

6月17日に開店したファクトリア店は、「アマゾン・フレッシュ」14店舗目。一般的な食品スーパーマーケットの品揃えに加え、アマゾン傘下のホールフーズ・マーケットのプライベートブランド「365」も扱う。

一般的なフルサービスのレジと、レジを通らない「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」の両方を備えたハイブリッド型で、顧客はそのどちらかを選べる。つまり、買物点数が多い顧客はフルサービスのレジを通り、買物点数が少なく、急ぐ顧客はジャスト・ウォークアウトの専用ゲートを通るという仕組みだ。

ジャスト・ウォーク・アウトを利用する顧客は、専用ゲートでアマゾンアプリのQRコードをスキャンするか、アマゾンワンを利用して手のひらをスキャンするか、アマゾンのアカウントに使っているクレジットカード(デビットカード)をリーダーに差し込む。

買物が終わってゲートを出ると、利用額がアカウントに請求される。ただし、「アマゾン・ゴー」と違って、QRコードや手のひらをスキャンしなければ退店できない。

ファクトリア店ではアマゾン・フレッシュ全店に導入されているスマートショッピングカート「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」を導入していない。アマゾン・ダッシュカートは、複数のカメラや重量センサー、タッチスクリーンを搭載したショッピングカートで、買物中にも合計金額を確認でき、レジに並ばないで決済することができる。

一方、通常のレジを利用する顧客は、現金、クレジットカード(デビットカード)、アマゾンワン、 アプリのQRコード、SNAP EBT(国の食費補助)なども利用できる。

このように、ファクトリア店では複数の支払い方法が選択できるため、現金決済のできない店舗は違法であるとする法律を免れることができる。

シアトル市郊外のレッドモンドには、同じキャッシャーレス・テクノロジーを導入した「アマゾン・ゴー・グロサリー(Amazon Go Grocery)」があるが、最近アマゾン・フレッシュに転換した。シアトル市内のキャピタル・ヒル店もいずれアマゾン・フレッシュに転換すると報じられている。

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