クローガーnews|第1四半期売上高413億ドルで微増収大幅減益
米国スーパーマーケット第1位企業のクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)が5月22日に終了した2021年度第1四半期の業績を発表した。
売上高は412億9800万ドル(1ドル100円換算で4兆12980億円)で、前年同期比0.6%減だった。デジタル売上高は16%増加した。いわゆる巣ごもり消費の恩恵は少しずつ減ってきている。
売上総利益率(粗利益率)は22.6%だが、経費率が1.7%増加したことで、営業利益は8億0500万ドルと39.3%減じた。純利益1億7900万ドルで88.7%減。微増収大減益だった。
この第1四半期中に253品目の新しいプライベートブランドを発売した。
オハイオ州モンローとフロリダ州グローブランドに、イギリスのオカドと提携したシステム搭載した最初の2つのデリバリー施設を開設した。それによって2233カ所の集荷センターと2488の配達センターに拡大された。これはクローガーの商圏内の98%の世帯をカバーする。
Path to Purchase Instituteの第1回「Industry Innovator Awards」で、「Retail Innovator of the Year」(年間小売業イノベーター)に選ばれた。
従業員への待遇としては、アソシエイトの平均時給を1時間あたり16ドルに引き上げ、包括的な福利厚生を提供した。2021年末までに21ドルに近づける予定だ。
アソシエイトに対しては、引き続きCOVID-19ワクチンの接種を奨励し、1回限りではあるが100ドルのインセンティブを提供する。Kroger Healthは、顧客や従業員を含めて、これまでに500万を超えるCOVID-19ワクチンを投与した。