ベッド・バス&ビヨンドnews|第1Q売上高49.5%増で純損失6分の1に縮小
ホームファッションチェーンのベッド・バス&ビヨンド(ニュージャージー州ユニオンタウンシップ、マーク・トリットンCEO)が5月29日で終了した2021年度第1四半期の決算を発表した。
売上高は前年同期比49.5%増の19億5381万ドル(1ドル100円換算で1954億円)だったが、営業損失7187万ドル(前年同期は4億6093万ドルの損失)、純損失5087万ドル(前年同期は3億0229万ドルの損失)の赤字となった。
売上高の大幅な増収には主力事業のベッドバス&ビヨンドバナーが大きく貢献した。ベッドバス&ビヨンドバナーの売上高は前年同期比で73%増加している。既存店売上高は86%増加し、オンライン売上高は84%増加した。COVID-19パンデミック以前の2019年第1四半期と比較しても7%増加している。売れ筋のカテゴリーは、寝具、バス用品、キッチン用品、室内装飾品などで、ベッドバス&ビヨンドバナーの総売上高の3分の2を占めている。
バイバイBABYバナーも、売上高が前年同期比で20%以上増加しており、既存店の売上高はオンライン販売の50%以上の成長によって牽引された。
同社CEOのマーク・トリットン氏は、業績発表時に次のように述べている。
「再建3年計画の1年目で成長の兆しが見えてきました。この第1四半期は予想を上回る粗利益の増加によって、4四半期連続の売上高成長を達成することができました。これに寄与したのがオンライン販売による売上高の増加です。オンライン売上高は全体の38%を占めていて、昨年の2倍近くになっています。オンライン販売の31%は店舗でフルフィルメントされ、店舗でのピックアップは14%、配達は17%を占めています」
同社は 2022年2月末までに、最低8つのプライベート・ブランドを発売する予定だ。すでに「ネスト・ウェル(Nest well)」「ヘイブン(Haven)」「シンプリー・エッセンシャル(Simply Essential)」を発売済みで、「アワー・テーブル(Our Table)」「ワイルド・セイジ(Wild Sage)」「スクウェアド・アウェイ(Squared Away)」を7月半ばに発売する。
この第1四半期にベッドバス&ビヨンド16店舗を閉鎖した。5月29日時点で、米国50州とカナダでベッドバス&ビヨンド818店舗、バイバイBABY132店舗、HBCを品揃えしたハーモン・フェイスバリューなど54店舗を含め、合計1004店舗を展開する。
また、bedbathandbeyond.com、bedbathandbeyond.ca、buybuybaby.com、buybuybaby.ca、harmondiscount.com、facevalues.com、decorist.comなどのウェブサイトを運営する。