ウォルグリーンnews|3Q売上高340億ドル12%増/初期​診療施設46カ所開設

ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ロザリンド・ブルーワーCEO)は7月1日、2021年5月31日で終了した2021年8月期の第3四半期決算を発表した。

売上高は340億3000万ドル(1ドル100円換算で3兆4030億円)で前年同期比12.1%増となった。営業利益は11億3400万ドル(1134億円)で前年同期の損失16億8300万ドルから回復した。純利益は11億9700万ドル(1197億円)で、こちらも前年同期は17億0800万ドルの損失から黒字転換した。

セグメント別では、米国部門の売上高は287億4300万ドル(2兆8743億円)で、前年同期から5.1%増加した。 既存店売上高は、薬局が8.4%増加、小売りが1.7%増加したことを反映して、全体では6.4%増となった。リテール部門では客数の改善を受け、ビューティーが14.9%、写真が54%それぞれ前年より伸長した。

イギリスのブーツを含む海外部門の売上高は52億8800万ドル(5288億円)で前年同期比75.8%のプラス。ブーツUKの既存店売上高は薬局が3.7%増加、小売りが38.7%増加した。

第3四半期のハイライトは以下の通り。

ウォルグリーンは現在、「ネイバーフッド・ヘルス・デスティネーション(健康になるために行く近所の店)」になるべく、成長戦略を進めている。その一貫として、プライマリー・ケア(初期​診療)を実施するビレッジ・メディカルを46カ所開設した。2021年末までにさらに35カ所増やす予定だ。

また薬局のオートメーション化を可能とするマイクロ・フルフィルメント・センターをフェニックスとダラスで稼働させた。このセンターは現在550店舗をサポートしていて、将来的には1000店舗をカバーする規模に拡大させる計画だ。

メンバーシッププログラム「マイ・ウォルグリーンズ」の会員は第2四半期の5600万人から7500万人に拡大した。

経費節減のためのコスト管理プログラムは2022年度までに20億ドルの節減を達成する見込みである。

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