ウォルマート後任CEOは47歳の若きリーダー
2014年2月1日、ウォルマート・ストアーズの新CEOが誕生する。
現CEOのマイク・デュークの退任が発表されてから、
次期CEO候補の憶測がいろいろと飛んでいた。(詳しくはこちらの記事へ)
そして25日、ウォルマートから正式に発表された。
第5代目のCEOはダグ・マクミロンが就任することが決定した。
現ウォルマート・インターナショナルの社長兼CEO。
マクミロンは現在、47才。
創業者サム・ウォルトンを除けば、歴代CEOの中で最も若い年齢での就任となる。
1984年、夏期労働者としてウォルマートの物流センターで働いたところから、
彼のウォルマートでのキャリアは始まる。
1990年、MBA(経営学修士)課程をとりながら、再びウォルマートに入社する。
ウォルマートUSやサムズ・クラブ、ウォルマート・インターナショナルなどで、
マーチャンダイジングに関するあらゆるポジションを勤めた。
2006年~2009年まではサムズ・クラブの社長兼CEOとして手腕を発揮し、
現在は、アメリカ国外26カ国・6300店舗を展開するウォルマート・インターナショナルのトップ。
順調にキャリアを積んできたマクミロンが世界最大の小売業のCEOに就任する。
その企業規模は4700億ドル(約47兆円)。
アマゾンなどのオンライン・リテーラーや、
ダラー・ストアの勢力が迫る。
さらにウィンコ・フーズのようなディスカウント・スーパーマーケットも躍進している。
ウォルマートが今後も成長し続けるため、
どのような戦略をとっていくのか。
マクミロンのリーダーシップに大いに期待されるところだが、
47歳という若さと、現場から生え抜きのキャリアは、
何よりも強い武器となるだろう。
サム・ウォルトン、デビッド・グラス、
リー・スコット、そしてマイク・デューク。
彼らのDNAをダグ・マクミロンは、
確かに受け継いでいるはずだから。
47兆円の世界最大企業の企業トップが47歳。
語呂合わせも、よろしい。