Amazon news|Rivianと共同開発のEVトラック、22年末までに本格導入

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は、電気自動車メーカーRivian(リヴィアン)社と共同開発した配送用電気トラックを、2022年末までに100以上の都市で数千台を導入開始すると発表した。また2030年までに、全米で電気トラック10万台を運用する計画だ。

まずはメリーランド州ボルチモア、イリノイ州シカゴ、テキサス州ダラス、カンザス州カンザス・シティー、テネシー州ナッシュビル、アリゾナ州フェニックス、カリフォルニア州サンディエゴ、ワシントン州シアトル、ミズーリ州セントルイスの9都市に納車され、配送運用がスタートする。

両社は2021年から試験運行していて、さまざまな天候要件、地理的に異なる道路で情報を収集し、車両を改良してきた。これまで43万個以上の荷物を配送し、累計9万マイル以上走行させている。また環境庁や道路交通安全局など、連邦や地方官庁の認証を得ている。

この特注の電気トラックは、最新テクノロジーを導入し、安全第一で設計されている。ドライバーと歩行者の安全を確保するための360度モニター、センサー、大型フロントグラス、自動緊急ブレーキ、クルーズ・コントロール、衝突警告などの機能を装備。

配送ワークフローの面では、ドライバーの仕事の流れと車両を統合させルーティング、ナビゲーションが自動化されている。またドライバーが車両に近づいたり離れたりする際の自動ドアロック/ロック解除や、配達場所に到着したときに開く電動バルクヘッドドアなどの機能も搭載する。

アマゾンは電気自動車の導入にあたって、車両充電ステーションを全米数戦の物流拠点に設置して準備しており、今後もインフラを拡大していく計画だ。また、サステイナブルな経済を目指す非営利団体CERESや他の運輸会社とパートナーシップを組み、Corporate Electric Vehicle Alliance(電気自動車企業連合)を組織し、EV車両への移行を促進させている。

 

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