アマゾンnews｜掃除ロボットRoombaのiRobot社を17億ドルで買収

アマゾン・コム（ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO）は、ロボット掃除機のRoomba（ルンバ）などを開発するiRobot（アイロボット）を買収すると発表した。買収額は、全額現金で1株当たり61ドル、負債を含め総額17億ドルとなる。

アイロボットは1990年に創業し、2002年に発売したルンバがヒット、2005年に株式を上場した。同社はロボット掃除機だけでなく、宇宙探検、古代遺跡の発掘から海底油田の調査、米軍の偵察など広い分野で商品開発を行う。これまでに4000万台のロボット掃除機を世界中で販売している。合併後、アイロボットCEOのColin Angle氏はそのまま留任する予定だ。

アマゾンのAI機器「Alexa（アレクサ）」では、ネットワーク上でルンバを接続し、音声操作によってルンバを動かすなどの機能がすでに備わっているが、今回の合併によって今後さらに利便性を高めていく。