コールズnews|’23年年商174億ドル3.4%減/ベビーザらスと提携
米国ジュニアデパートのコールズ(ウィスコンシン州メノモ二―フォールズ、トム・キングスベリーCEO)は2024年1月期の通期決算を発表した。
「ジュニアデパート」とは通常の百貨店のようなラグジュアリーブランドではなく、二番手ブランドを中心に品揃えする業態。通常の百貨店より売場面積が狭く、低投資で出店できる郊外店舗が多い。米国商業センサスの「ディスカウントデパートメントストア」に属する。
年間売上高は165億8600万ドル(1ドル150円換算で2兆4879億円)で前年比3.4%減、その他収益も含めた営業収益は174億7600万ドル(2兆6214億円)で3.4%減だった。営業利益は7億1700万ドル(1076億円)で191.5%増、純利益は3億1700万ドル(476億円)で前年の純損失1900万ドルから黒字に転換した。
キングスバリーCEOのコメント。
「2023年度の結果はコールスにとって意味のあるものでした。店舗体験を強化、セフォラとのパートナーシップ拡大、定着していない商品カテゴリーに投資するなどの戦略を行いました。またバリュー戦略を簡素化し、新しい在庫管理プロセスを導入しました。結果として店舗の既存店売上高は2010年以降で最高となり、在庫は10%下がりました。コールズのチームの皆には感謝したいです」
また、次年度の戦略として「ベビーザらスと提携し、コールズでは埋めることができていないベビー用品カテゴリーを強化」すると言及している。
コールズは3月12日にベビーザらスとの戦略的パートナーシップの締結を発表している。今秋までに約200店のショップをコールズ店内に開設する予定だ。最初のショップは8月にオープン予定で、面積はショップによって幅があるが、750平方フィート(約21坪)~2500平方フィート(約70坪)の広さとなる。ベビー用品、おもちゃ、風呂用品、家具、授乳用品、ベビーフード、危険防止グッズなどを取り揃える。