サックス・フィフスnews|NYの高級百貨店ニーマン・マーカス買収完了
アメリカ・ニューヨークに拠点を置く高級百貨店「Saks Fifth Avenue(サックス・フィフス・アベニュー)」などを展開するサックス・グローバルが、アメリカの高級百貨店「Neiman Marcus(ニーマン・マーカス)」の買収完了を発表した。
買収総額は27億ドル。1ドル157円換算で約4239億円。サックス・グローバルはアマゾンなどの大企業が支援する27億ドルの取引を通じて、高級百貨店チェーンのニーマン・マーカスを傘下に収めることになった。
買収資金には、アマゾンを始めとする大手企業による支援がされた。サックスはカリフォルニア、テキサス、フロリダ、イリノイ、ニューヨークなどの州にあるニーマン・マーカスの36店舗を取得する。
ニーマン・マーカスは1907年創業。2020年にアメリカ国内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、43店舗を臨時休業したことで資金繰りが悪化。40億ドル以上の債務を抱えたことで、同年5月に米連邦破産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、負債の一部を保有するヘッジファンドから、同業者であるサックス・フィフス・アヴェニューとの統合の提案を受けていた。