Amazon news|’24営業収益6380億ドル11.0%増/2年連続で2桁伸長

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)が2024年12月期の通期決算を発表した。

第4四半期(10月~12月)の商品売上高は822億2600万ドル(1ドル150円換算で12兆3339億円)で前年同期比7.2%増、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などのサービス売上高が1055億6600万ドル(15兆8349億円)で13.2%増、合計の営業収益は1877億9200万ドル(28兆1688億円)で10.5%増加した。営業利益は212億0300万ドル(3兆1805億円)で60.5増、純利益は200億0400万ドル(3兆0006億円)で88.3%増だった。

そして通期では、商品売上高が2723億1100万ドル(40兆8467億円)で6.4%増、サービス(AWS)売上高が3656億4800万ドル(54兆8472億円)で14.7%増、そして営業収益は6379億5900万ドル(95兆6939億円)で11.0%増加した。2年連続で伸び率2桁伸長を達成した。そして利益面では、営業利益が685億9300万ドル(10兆2890億円)で86.1%増、純利益は592億4800万ドル(8兆8872億円)で94.7%増の大幅増益で終了した。

部門別では、北米事業が売上高3874億9700万ドルで前年同期比9.8%増、営業利益が249億6700万ドルで67.8%増。国際事業は売上高1429億0600万ドルで8.9%増、営業利益は37億9200万ドルで前年度の営業損失26億5600万ドルから黒字転換した。AWS事業は売上高1075億5600万ドルで18.5%増、営業利益が398億3400万ドルで61.7%増となった。

売上高の構成比は北米事業が60.7%、国際事業が22.4%、AWS事業が16.9%。また営業利益率では、北米事業が6.4%、国際事業は2.7%、AWS事業が37.0%と非常に高い。

販売チャネル別売上高では、オンラインストアが2470億2900万ドルで前年同期比6.5%増。次いで第三者セラー・サービスが1561億4600万円ドルで11.5%増、AWSが1075億5600万ドルで18.5%増、宣伝広告サービスが562億1400万ドルで19.8%増、サブスクリプション・サービスが443億7400万ドルで10.4%増。「ホールフーズ」や「アマゾン・フレッシュ」などの実店舗では212億1500万ドルで5.9%増だった。そしてヘルスケア・サービス、その他が54億2500万ドルで9.4%増だった。

アンディ・ジャシーCEOのコメント。
「今年のホリデー・シーズンは、これまでで最も成功したシーズンとなりました。お客さま、販売パートナー、従業員の皆さんのお陰です。数年後、今年を振り返ったとき最も記憶に残っているのは、すべてのビジネスで実現したすばらしいイノベーションだと思います。とくにAWSでは、新型AIチップ「Trainium2」、 最新基盤モデル「Amazon Nova」、生成AIプラットフォーム「Amazon Bedrock」、生成AIアシスタント「Amazon Q」、機械学習サービス「Amazon SageMaker」の次期エディションなどを導入しました。これらのメリットは導入から実現までに数カ月かかることがよくあります。しかしこのサービスたちは、新興テクノロジー環境において大きな推進力となります。お客さまが何を構築していくのかを楽しみにしています」

なお、来期(2025年12月期)予測では、第1四半期は総売上で1510~1555億ドル(前期比5~9%増)、営業利益で140~180億ドルを見込んでいる。

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