アルバートソンnews|’24年営業収益804億ドル1.5%増・純利益26.0%減

米国スーパーマーケットチェーン第2位のアルバートソン(アイダホ州ボイジー、ヴィヴェック・サンカランCEO)が、2024年2月期の通期決算を発表した。

通年の業績は、営業収益が803億9090万ドル(1ドル150円換算で12兆0586億円)で前年比1.5%増、営業利益が15億4610万ドル(2319億1500万円)で25.3%減少、純利益が9億5860万ドル (1437億9000万円)で26.0%減の増収、大幅減益だった。

既存店売上高は通年で2.0%増、eコマースの売上高は24%増加した。ロイヤルティ・プログラム「Albertsons for U」の会員数は15%増加して、4560万人となった。設備投資は19.3億ドルで、11店舗を新規開店、127店舗を改装した。

売上総利益率は、2023年度第4四半期の28.0%に対し、2024年度第4四半期は27.4%に低下した。燃料とLIFOの影響を除いた売上総利益率は、2023年度第4四半期と比較して45ベーシスポイント減少した。薬局の売上高の力強い伸びにより、全体的に粗利益率が低下したことと、デジタル売上高が24%増加したことに関連する配送および手数料の増加が、減少の主な要因となった。

販売費及び一般管理費は、2024年度第4四半期、2023年度第4四半期ともに売上高及びその他の収益の25.7%で横ばいだった。燃料の影響を除いた販売費及び一般管理費は、売上高及びその他の収益に占める割合が5ベーシスポイント減少した。

「第4四半期は堅調な業績を達成し、Customers for Life戦略への投資を継続したため、2024年度は前向きな勢いで締めくくりました。この戦略により、当社は成長と株主価値創造の次の章に向けて確固たる地位を築いています」とCEOのヴィヴェック・サンカラン氏は述べている。

期末店舗数は2270店舗で、34州とコロンビア特別区(ワシントンDC)に20以上のバナー名で展開している。うち薬局併設は1728店舗、ガソリンスタンド併設は405店舗。また配送センターは22カ所、製造加工工場は19カ所を運営している。

2025年度は、既存店売上高で1.5%~2.5%の増加、設備投資で17億ドル~19億ドルを見込む。

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧