ホールフーズ、店舗サイズ幅広い展開
小売店舗の小型化が
日本でもアメリカでも近年のトレンドとなっている。
とくにスーパーマーケット業態では、
顕著な傾向だ。
ホールフーズも例にもれず、
ここ数年は店舗面積30,000~35,000ft2(約2,800~3300m2 )の物件開発に、
力を注いできた。
しかしホールフーズで新たな動きが見られる。
Supermarket Newsによると、
ホールフーズCEOのジョン・マッケイは、
このように語っている。
「2007~2009年頃にオープンした
40000~45000ft2(3,700~4,200m2)の大型店舗は
年を重ねるにつれ、競争力が増している。
大型店は小型店に比べ、
長期的なスパンで見たときのポテンシャル(潜在能力)が高い。
駐車場は広くとれるし、廃棄ロス率は低い。
全体的な運営効率がいいのだ。
不景気に突入した頃にオープンした大型店は
売上げが伸びていて、とてもいい結果を出している。
私たちが大型の旗艦店舗を何店かオープンする検討をさせるのに
充分なほどの結果だ」
だからといって、
今後大型店をメインに開発していくわけではない。
昨年、ホールフーズはボストンのローカルスーパーマーケット、
Johnnies Foodmaster 6店舗を買収した。
4月11日にホールフーズとして新装開店した
マサチューセッツ州ブルックラインの店は
米国内最小面積の16,000ft2(1500m2)。
上席副社長のデビッド・ラノンによると、
このブルックラインの新店は予想を上回る成果を上げており、
店舗改装戦略を積極的に進めていくそうだ。
大型店も小型店も、
ホールフーズのコンセプトとマーケティング、
マーチャンダイジング、マネジメントは、
こなせるという自信が、
この裏付けになっている。
「食品小売業は今後、目まぐるしい変化をしていくだろう。
閉店を検討している小さなインディペンデント企業に
私たちは買収・投資のチャンスを見出すのだ」
マッケイCEOは自信満々だ。
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