米国小売業統計|3月の売上高は前月比0.6%増、前年同月比4.5%増
米国商務省の国勢調査局が、2018年3月の小売業外食売上高の推定額を発表した。
休日と季節調整済みの売上高は4946億ドルで、前月比で0.6%プラスとなった。前年度対比では4.5%のプラス。
2018年1月から3月までの13週間3カ月の合計額は、前年度比4.1%プラス。
米国小売業調査には自動車と自動車用品が含まれるが、それらを除いて、日本と同じような消費財小売業のデータは、0.2%のプラス。さらにフードサービス(外食)を除く、純然たるリテール売上高はプラス0.6%。
販売チャネル別に見ると、
・自動車とカー用品 プラス2.0%
・家具と家庭雑貨 プラス0.7%
・家電・電器製品 プラス0.5%
・住宅資材とガーデン用品 マイナス0.6%
・食品と飲料 プラス0.2%
・ヘルス&ビューティーケア プラス1.4%
・ガソリン販売 マイナス0.3%
・衣料とアクセサリー マイナス0.8%
・スポーツ用品・趣味・書籍・音楽 マイナス1.8%
消費産業別に見ると、
・総合ストア プラス0.3%
・無店舗販売 プラス0.8%
・フード・サービス プラス0.4%
米国小売業売上高の前月比減少傾向は3カ月で終止符を打った。今年のイースター(復活祭)は4月1日で、その直前の売上げが3月実績に移行した。昨年が4月16日で、その分の売上げは4月統計に入った。だから今年の3月実績にはイースター分の増加が含まれる。それでも前年比4.5%のプラスは米国消費の活況を示している。