U.S.M.H.news|年商6922億円1.1%増で業界トップ/マルエツ・カスミ好調

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長)の連結業績が発表された。(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)が属している。

営業収益は6922億4800万円(前期比1.1%増)で日本のスーパーマーケット業界トップの地位を確保した。しかし、営業利益は140億6800万円(1.8%減)、経常利益が141億8800万円(0.0%増)、純利益が74億5200万円(1.4%増)。

営業利益率、経常利益率ともに2.0%。
売上高は、全店前年比101.1%、既存店前年比99.4%。野菜相場の低迷が続いた影響から青果の売上高が前年比99.3%、近海魚の不漁などの影響により鮮魚の売上高も前年比98.1%と低迷した。さらに10月は関東圏が降雨続きで、客足が伸びず、売上高は前年比99.2%、既存店も97.8%に留まった。

一方で、販売費と一般管理費は営業収益の伸長率を上回る2.0%増となった。これは、人件費3.2%増、水道光熱費6.4%増が大きな原因だ。

単体別の営業収益は、マルエツが3755億5600万円(0.7%増)、カスミは2692億8900万円(2.6%増)、マックスバリュ関東は434億8000万円(4.7%減)と、マルエツとカスミは健闘している。期間中マルエツが7店舗、カスミが8店舗を新設した。閉鎖はマルエツが5店舗、カスミが2店で、活発なスクラップ&ビルドを実施した。グループの2月末の総店舗数は、中国江蘇省の2店舗を含めて513店になる。

ユナイテッドグループでは2017年度からの中期経営計画で「事業のインフラ共通化によるシナジーの最大化」と「消費者変化に対応した新しいスーパーマーケットモデル確立への挑戦」を基本方針として進めている。3社500店舗を超えるスケールメリットを活かした商品開発と商品調達、それによるコスト削減を図る一方、本社機能の効率化に向けた財務経理機能の統合などが進められている。

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