カインズnews|マスター社員制度を活用し「更埴店」で初の女性店長誕生

ホームセンターの(株)カインズ(埼玉県本庄市、土屋裕雅社長)から、「マスター社員」制度を活用した初の女性店長が、11月16日(木)に誕生した。

今回「カインズ更埴店」に就任するのは、道本年子(みちもととしこ)さん。1998年にパート従業員として入社し、1日4時間、週5日の勤務体制で約20年の勤務。その間、2008年にマスター社員へ、2009年にマスターチーフへ、そして2012年に正社員へとキャリアアップしてきた。


[道本年子さん]

カインズでは、従業員全体の6割をパート社員が占める。そこでキャリアアップを促進させながら、従業員のモチベーションを向上させる取り組みとして、2007年に「マスター社員」制度を導入した。これは、パートスタッフの経験や実績に応じてグレードを設定し、その最上位である「マスター社員」の経験を2年以上積むと、人事部の選抜を経て、正社員登用試験を受験できる制度。これまで10名の正社員が誕生しており、正社員候補のマスター社員は322名在籍している。この中から2017年度に、6名の正社員が誕生する予定だ。

とくに、女性は、結婚や出産で一度職場を離れたり、育児のために仕事の時間を確保できなかったりする。また働く意欲や能力があっても、その力を十分に発揮することが難しい期間がある。「マスター社員」制度は、そんな女性のために、子どもが小さいうちはパートタイムで働き、子育てがひと段落してから正社員を目指すことを可能にした。定期的に女性のキャリアビジョンセミナーも開催している。継続してキャリアを積める環境整備を整え、女性管理職の増加を進めている。

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