カワチ薬品news|年商2860億円1.5%増・経常利益12.2%増の増収増益

(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)が2024年3月期の本決算を発表した。

2023年3月16日~2024年3月15日の業績は、売上高2859億6000万円(前期比1.5%増)、営業利益76億0100万円(15.0%増)、経常利益86億0900万円(12.2%増)、四半期純利益47億1300万円(12.8%増)の増収増益だった。

営業利益率2.7%、経常利益率3.0%。

カワチ薬品グループでは、新規出店をするとともに、専門性を強化するために調剤併設を進めている。段階的な値上げが相次ぐなか、相対的な優位性を保てるように物流を活かした一括仕入れを行い、販売価格の見直しと販売促進に注力してきた。物流センターでは作業効率向上に取り組むことで人件費の抑制に努めた。暖冬による電力使用量の減少に加えて激変緩和措置の延長もあり、水道光熱費が抑制されたことから販管費は計画を下回った。

新規出店は、茨城県に3店舗、岩手県、千葉県に各2店舗、宮城県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、山梨県に各1店舗、計13店舗。調剤薬局は、千葉県の新店に2件、山形県、茨城県、群馬県の新店に各1件、茨城県の既存店に2件、山形県、群馬県の既存店に各1件、計9件を併設した。

一方で、千葉県の1店舗(調剤併設型)、新潟県の1店舗の計2店舗をリロケーションのため退店し、調剤薬局を2件閉局した。

3月末時点のグループ店舗数は計375店(調剤併設151店)。

2025年3月期の通期は、売上高2920億円(2.1%増)、営業利益80億円(5.2%増)、経常利益90億円(4.5%増)、当期純利益57億円(20.9%増)を見込む。

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