西友news|23年度営業利益315億円、生鮮食品「食の幸」1年で売上構成比15%

⻄友(東京都武蔵野市、大久保恒夫社長)では、目利きバイヤーが厳選調達した生鮮食品(⻘果、畜産、⽔産)「食の幸」が、この4月で発売から 1 周年を迎え、生鮮食品における売上構成比が計画を上回る15%まで拡大していると発表した。

⻄友は、2021 年の経営体制変更後、2025年に「食品スーパーで業界ナンバーワン」「ネットスーパーで業界ナンバーワン」をめざす中期経営計画を策定している。中計では「商品力」と「販売力」の2本柱を強化し、利益を創出することによって人財、情報システム、店舗へ投資を⾏い、成⻑につなげていくサイクル構築を目指している。

こうした施策もあって、2023年度の営業利益は、2022年度の242億円を上回る315億円を達成した。2024年度は、中期経営計画の最終段階として、高品質でおいしい商品がお買い得な“質販店化”を目指す。

2024年度の質販店化に向けた商品力強化の主な取り組みは3つだ。

第1は、生鮮食品 「食の幸」のアイテム数、カテゴリーさらなる拡大。「食の幸」とは、⻄友の⻘果、畜産、⽔産のバイヤーが、味(おいしさ)にこだわって、品種、銘柄、生産/肥育/製造方法などをもとに選定し、仕入れた生鮮食品を指す。現在、生鮮食品のほか、惣菜や⽶にも対象を拡大し、スタート時の25品目から現在は185品目になっている。

第2は、グロサリーの取り組み。「ワールド」「ローカル」「ヘルシー」「サステナビリティ」のテーマに基づいて、バイヤーが国内外からセレクト調達してきたこだわりの商品を「SEIYU FINE SELECT」というコーナー名で4月22日から展開している。ヨーロッパや韓国などの「ワールド」商品や、日本「ローカル」のこだわり商品を皮切りにスタートした。今後、新アイテムを追加していく。

第3は、おいしさにこだわったオリジナル・スイーツの開発を促進。商品力強化の⼀環として「スイーツプロジェクト」を発足し、お勧め⻄友オリジナル・スイーツの第1弾を発売する。。発売されるのは「たっぷりクリーム濃厚なめらかプリン」1個249 円と「イタリア栗のモンブラン」1個199円(いずれお本体価格)。スイーツ需要が多岐にわたるなかで、自分にとって「最高のご褒美」と「間違いない」の二つをコンセプトに開発している。スイーツにこだわりのある人をターゲット層にオリジナル商品を提供していく。

また、惣菜やプライベートブランド「みなさまのお墨付き」の開発も強化していく。

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