クローガーnews|アルバートソン合併のためC&Sに166店追加売却
クローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は4月22日、アルバートソンとの合併を進めるため、さらに166店舗を追加でC&Sへ売却すると表明した。
同社は2023年9月にC&Sホールセール・グローサーズLLCに413店舗を売却することを発表していて、今回の追加により売却店舗数は579店舗となる。
州別の追加売却店舗数は以下の通り。
・ワシントン州: 124店舗(アルバートソン・クローガー)
・カリフォルニア州: 63店舗(アルバートソン)
・コロラド州: 91店舗(アルバートソン)
・オレゴン州: 62店舗(アルバートソン・クローガー)
・テキサス州/ルイジアナ州: 30店舗(アルバートソン)
・アリゾナ州: 101店舗(アルバートソン)
・ネバダ州: 16店舗(アルバートソン)
・イリノイ州: 35店舗(アルバートソン・クローガー)
・アラスカ州: 18店舗(アルバートソン)
・アイダホ州: 10店舗(アルバートソン)
・ニューメキシコ州: 9店舗(アルバートソン)
・モンタナ州/ユタ州/ワイオミング州: 11店舗(アルバートソン)
・ワシントンDC/メリーランド州/バージニア州/デラウェア州: 9(ハリス・ティーター)
売却されるQFC、Mariano’s(マリアーノス)、Carrs(カーズ)、Haggen(ハーゲン)の店舗バナーは維持される。また修正された契約に基づき、C&Sはカリフォルニア州とワイオミング州ではAlbertsons(アルバートソン)のバナー、アリゾナ州とコロラド州ではSafeway(セーフウェイ)バナーのライセンスを取得することになる。
さらにプライベートブランドは5つのブランド(Debi Lilly Design、Primo Taglio、Open Nature、ReadyMeals、Waterfront Bistro)を取得する契約だったが、これにSignatureとO Organicsブランドへのアクセスも提供される。
クローガーとアルバートソンズは、2024年下期には合併を完了させる計画だ。これだけ譲歩を示したことによって、合併阻止の提訴をしている連邦取引委員会と複数州を納得させられるかどうか、今後の動向が注目される。