コンビニnews|11月はセブン2.4%減・ファミマ4.6%減・ローソン4.7%減

コンビニ大手3社の国内の11月既存店売上高は、 (株)セブンーイレブン・ジャパンが97.6%、(株)ファミリーマートは95.4%、(株)ローソンが95.3%といずれも前年同月を下回った。前年は消費増税後のポイント2%還元がコンビニに追い風になった。したがって10月以降はその反動とコロナの影響のダブルパンチになっている。

セブン-イレブン・ジャパンの既存店は客数が92.2%、客単価105.9%。チェーン全店の売上高は96.9%で11月末の店舗数は32店純増の2万0973店舗。

ファミリーマートの既存店の客数は88.3%、客単価は108.1%。エリアフランチャイズ店を含む国内店舗は1万66561店。全店売上高は93.9%。

3連休以降、新型コロナウィルス感染患者数拡大に伴う外出自粛影響が客数において見られた。日配・生鮮・冷凍食品・酒・日用品が引き続き好調に推移している。なかでも手づくりデザートはスフレプリンをはじめ、11月3日に発売した「プリン!?なチーズケーキ 」と「ショコラチーズケーキ」の新商品が好調に推移し、デザートの既存比押上げに貢献した。

ローソンの既存店の客数は88.4%、客単価が107.8%。全店売上高は97.3%の減収で、全店平均日販は49万9000円。31店舗を出店し22店を閉鎖し、国内店舗数は1万4503店舗。そのうちナチュラルローソンは145店、ローソンストア100は685店。

強化している5つのカテゴリー(生鮮品・冷凍食品・日配食品・酒類・常温和洋菓子)は、いずれも前年を大きく上回った。紙・衛生用品も引き続き前年を大幅に上回っている。

ローソンのラストワンマイルの取り組みは加速している。11月には「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を新たに、群馬県、和歌山県、大分県、熊本県、宮崎県のローソン店舗に拡大し、導入店舗は27都道府県の1471店舗になった。また、11月17日(火)からは、日本のコンビニで初めてフードデリバリーサービス「foodpanda(フードパンダ)」を、北海道札幌市と福岡県福岡市の直営店合計7店舗で開始している。さらに首都圏と近畿地区の約2500店舗で導入してきた非対面型の荷物発送サービス「スマリ」の専用ボックス「スマリボックス」を中部地区に拡大し、11月19日からは愛知県内の249店舗でも導入している。

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