コンビニnews|9月既存店7-11微減収/ファミマ&ローソン前年超

コンビニ大手3社の9月の国内業績が出揃った。既存店売上高はセブン-イレブンが99.8%、ファミリーマートが101.6%、ローソンが100.7%だった。

9 月度は、例年と比較し、北日本や東日本を中心に気温が低く推移し、西日本では気温が高かった一方で、一部台風による降雨の影響を受けるなど、天候はマイナス要因となった。

セブン-イレブン既存店は客数が95.8%、客単価はワンストップショッピングの傾向が継続していて104.2%となり、売上高は99.8%と、前年を0.2ポイント下回った。観光等の需要を喚起する経済政策による行楽需要があった昨年と比べ、緊急事態宣言による行動自粛が影響した。全店売上高は100.3%。9月末の店舗数は2万1210店。

「おうち時間に上質な味わいを楽しみたい」という継続したニーズを背景に、スイーツの販売が好調だった。有名店監修の新商品「伊藤久右衛門監修 ほうじ茶クレープ」や、トレンド商品をアレンジしたオリジナル商品「どらやきマリトッツォ」が売上げを牽引した。
また気温の低下によるし好変化が見られるなか、キャンペーンの後押しもあり、中華まんの販売が伸長した。通常よりもボリューム感のある「もちもち×ずっしり大入り肉まん」も大きく販売を伸ばした。調理パンでは “たんぱく質が摂れる”健康感のあるロールタイプの調理パンの売上げが堅調だった。

ファミリーマート既存店は客数が97.5%、客単価が104.1%で、売上高101.6%。全1万6641店舗の売上高は101.8%。

気温低下に対応した品揃えを強化したことで、温かい麺やおでん、中華まんといったホット商品の売上げが好調に推移し、中食全体の既存比は、継続して前年を上回る実績となった。またデザートは、40周年企画の「天使のチーズケーキ」「紅はるかのスイートポテトタルト」などの新商品がヒットした。人気看板商品「バタービスケットサンド」の新フレーバー「キャラメルナッツ味」の発売もあり、デザートの売上げは好調に推移し前年を大きく上回った。

40周年企画として、過去のヒット商品を販売した「懐かしの看板商品復活祭」や、100万人に「ファミチキ無料引換券」が当たる「ファミチキ15周年キャンペーン」、さつまいもを使用した商品を、複数のカテゴリーで同時に販売するカテゴリー横断型企画「ファミマのお芋掘り」などがSNSやWEBなどで話題となった。

ローソンの国内既存店は客数が95.6%、客単価が105.3%となり売上高は100.7%。「ローソン」「ナチュラルローソン」全店では103.0%。9月末日のローソングループ国内総店舗数1万4672店で、そのうちナチュラルローソンは137店、ローソンストア100は671店。

生鮮品・冷凍食品・日配食品・常温和洋菓子・酒類の5つのカテゴリーの品揃えを強化しているが、日常使いの需要取り込みによって売上げが伸長した。

調理麺は、全国各地の人気店が監修したラーメンのシリーズや、食べやすいサイズの「ちょい麺」シリーズが販売を牽引した。店内調理サービス「まちかど厨房」は、地域ニーズに合わせて展開した「ご当地丼弁当」が好調だった。デザートは、9月27日に発売した「生ガトーショコラ」が好調にスタートしている。玩具・書籍は、人気アニメ作品「鬼滅の刃」「呪術廻戦」の関連商品が売上げに寄与した。

たばこの値上げによる駆け込み需要が発生したが、ローソンでは既存店売上高前年比を1%程度押し上げる要因となっている。

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