PPIHnews|10月国内リテールの既存店102.4%/ハロウィン関連グッズ好調

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の10月度の月次売上高情報を発表した。

ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール、橘百貨店からなる国内リテール事業は、既存店で売上高が102.4%、客数が98.1%、客単価が104.3%となった。既存店対象店舗数は571店舗。また全606店の売上高は104.3%だった。9月に年内最大規模の値上げに備えたまとめ買いが発生したことから10月は酒類を中心に反動減が発生した。しかし中旬以降は、少しずつ反動減が解消したことに加え、客数が増加したため、最終的には前年を上回った。

ディスカウント事業は、既存店で売上高が103.9%、客数が99.2%、客単価が104.8%。既存店対象店舗数は443店舗。また全472店の売上高は106.5%だった。10月は、家電製品以外のカテゴリーが前年を上回った。また日用消耗品、衛生用品、食品などの日常使いする商品、そして旅行関連、化粧品、スキンケア、カラコンなどが継続して伸長している。ハロウィン関連グッズも伸長した。特に、都市部や駅前立地と親和性が高く、月末はクリスマス繁忙期並みの賑わいとなった。

GMS事業は、既存店売上高が98.6%、客数が95.6%、客単価が103.1%。既存店対象店舗数は128店舗。全134店の売上高は99.1%でこちらも前年割れ。食品・生鮮食品のマイナスが影響しているものの、コロナ前(2019年)との比較では上回っている。衣料品は、女性ものを中心に秋冬の季節商品やインナー、マフラー、手袋が伸長した。住居関連ではペット、コスメなどが伸びた。

11月度の新規出店は、ドン・キホーテ京橋店(大阪府大阪市・11月18日開店)、ドン・キホーテすすきの店(北海道札幌市・11月25日開店)、ドン・キホーテ西友吉祥寺店(東京都吉祥寺市・11月25日開店)の3店舗を予定している。

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