イオンnews|1月既存店イオンリテール3.8%増/贅沢と節約需要に対応
イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要企業の1月業績を発表した。
主要企業ではイオンリテール(株)は既存店売上高は前年同月比103.8%と7カ月連続で既存店売上高が前年実績を上回った。全店売上高は105.3%。消費の二極化に対応し、品質のより良いものを楽しむ“贅沢”企画とコストパフォーマンスを楽しむ“節約”企画などを多数展開。
初売りでは、ビールなどの酒類や調味料、食用油、菓子類など、消費頻度の高いアイテムを厳選した生活応援「福カート」や農産の「詰め放題」企画や手土産ギフト・トラベル用品の販売が好調に推移し、年始の売上高は前年同日期間実績を上回った。
部門別では、豊洲市場へ初出荷となる「本まぐろ」の販売に取り組んだ水産や、ごちそうメニューの充実を図ったデリカをはじめ、グロッサリー・デイリー部門の販売が好調に推移し、食品の既存店売上高は5カ月連続で前年実績を上回り、3,8%伸長した。
さらに、卒業・入学シーズンに向けて拡充・強化したセレブレイトスーツ等の販売が好調であった衣料品や、11カ月連続で前年実績を上回ったヘルス&ビューティケアも売上をけん引した。
その他の総合スーパー事業ではイオン北海道(株)の既存店売上高が107.4%、全店売上高は106.7%。イオン九州(株)の既存店売上高は108.0%、全店売上高は108.4%となった。
スーパーマーケット事業の主要企業10社計では、年始のごちそうメニューを拡充し、ポイント販促の強化、価格を据え置くトップバリュの拡販など売上拡大に取り組んだ結果、既存店売上高は、4カ月連続で前年を上回った。
中でもマックスバリュ東海では、生鮮・デリカを強化し、プチ贅沢を求める消費の二極化への対応として「松阪牛」、「あしたか牛」など「じもの(地域商品)」の限定特別予約販売や地元大学との共同開発弁当の販売などに積極的に取り組んだ結果、既存店売上高が4カ月連続で前年を上回った。
個別企業ではマックスバリュ東海(株)の既存店売上高は103.4%と4カ月連続で伸長。全店売上高は103.9%。
マックスバリュ西日本(株)は既存店売上高101.6%、全店売上高101.8%。
(株)フジ・リテイリングは既存店売上高104.9%と11カ月連続で伸びた。全店売上高は106.6%。
ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングス(株)では、既存店売上高は102.8%と11カ月連続で伸びた。物販で101.8%、調剤は107.0%となった。全店売上高は109.6%とカ月連続で2けたの伸びを継続している。
また、グループの共通基盤であるWAON POINTの取り扱いを全国のウエルシアグループの一部店舗にて1月24日より開始した。
サービス・専門店事業では(株)コックスが既存店売上高が前年比120.5%と大きく伸びた。全店売上高は111.9%。
(株)ジーフットは行動制限のない年始商戦だったことや寒波により、スポーツシューズや防寒・防滑アイテムなどが好調に推移し、既存店売上高は1112.2%と6カ月連続で前年を上回った。全店売上高は106.4%。
(株)キャンドゥは既存店売上高104.6%と10カ月連続、全店売上高は107.5%と12カ月連続で前年を上回った。