PPIHnews|3月国内リテールの既存店2.5%増/ディスカウント事業好調

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が、3月度の月次売上高情報を発表した。

ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール、橘百貨店からなる国内リテール事業は、既存店で売上高が102.5%、客数が97.2%、客単価が105.4%となった。既存店対象店舗数は578店舗。また全609店の売上高は103.2%だった。

国内リテールは、外出ニーズの高まりが消費に現れており、化粧品やアウターなどが伸長した。また、話題のカードゲームや据え置きゲーム機などの発売が売上げに貢献した。先月に引き続き、ディスカウント事業が主導して売上げを牽引した。

ディスカウント事業は、既存店で売上高が105.2%、客数が98.6%、客単価が106.7%。既存店対象店舗数は448店舗。また全475店の売上高は106.6%だった。

外出需要が拡大したことで、食品・非食品を問わず関連商品が幅広く伸長した。また、マスクの着用が緩和されたことで、好調な化粧品はアイメイクに加えて、ファンデーションやチーク、リップなどが売上げに寄与した。さらに、美容・ダイエット、健康管理などの需要にも波及し、プロテインやサプリメントなどの売上げが拡大した。

GMS事業は、既存店売上高が95.8%、客数が93.9%、客単価が102.0%。既存店対象店舗数は130店舗。全134店の売上高は95.1%だった。

卒業・卒園、ホワイトデーギフトなどの需要を取り込み菓子類、寿司、ギフトなどの売上げが伸長したものの、 青果、精肉といった生鮮食品の不振が前年割れに影響した。一方、衣料品は、春物衣料のほか、財布や帽子、靴などの服飾雑貨が売上げを牽引し、前年を上回って好調に推移した。

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