イオンnews|3月既存店イオンリテール2.2%増・外出機会増加で好調

イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要企業の3月業績を発表した。

3月は、4年ぶりの花見見物や春休みを家族一緒で楽しめる、ごちそうメニューやご当地名産品をはじめ、新入学、卒業に対応した新生活準備用品の品揃えを強化した。

また、トップバリュでは、東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用した発泡酒「トップバリュベストプライスバーリアルグラン」や、野菜や肉など具沢山の「トップバリュもぐもぐ味わうスープ」を新たに発売するなど、価格優位性のある商品や機能的で付加価値のある商品を拡充した。

総合小売事業のイオンリテール(株)では、既存店売上高が102.2%と9カ月連続で前年を上回った。全店売上高は104.4%。

部門別では、春物衣料や新学期・新生活に向けた準備品のセールスを通じて、カジュアルブランドの花粉対策商品が好調に推移した衣料品の既存店売上高が、前期比約1割伸長した。

食品では雛祭りやごちそうメニューの品揃えを拡充したデリカをはじめ、日配、グロサリーの販売が好調で、既存店売上高が7カ月連続で前年実績を上回った。また、外出機会の増加にあわせて化粧品や花粉症対策商品を強化したヘルス&ビューティケアも13カ月連続で前年を上回り、好調を維持した。

その他の総合スーパー事業ではイオン北海道(株)の既存店売上高が101.2%、全店売上高は101.3%。イオン九州(株)の既存店売上高は106.4%、全店売上高は107.0%となった。

スーパーマーケット事業では、曜日市やポイント販促を強化し、地場の生鮮品など「じもの」食材を使用した「ハレ型」のごちそうメニューやトップバリュの拡販、ベーカリー・冷凍食品など成長カテゴリーの商品の拡充に取り組んだ。その結果、主要企業10社計の既存店売上高が前年を上回り、既存店客数も5カ月連続で前年を上回った。

個別企業ではマックスバリュ東海(株)が既存店売上高101.6%、全店売上高101.8%。

(株)フジ・リテイリングは既存店売上高102.5%と13カ月連続で伸びた。全店売上高は105.0%。

マックスバリュ西日本(株)は既存店売上高100.6%、全店売上高100.5%。マックスバリュ西日本は、3月1日に兵庫プロセスセンターを稼働させた。店舗での製造からヒトやモノなどの運営資源をプロセスセンターに集約し一括製造・安定供給に努めることで、商品・サービスレベルの向上と生産性の改善を図る。

ミニストップ(株)は既存店売上高101.0%、全店売上高97.5%。

サービス・専門店事業のコックスは、ロングTシャツやパーカー、ボトムなど春物に加え、気温が上昇したことで初夏物衣料が好調に推移した。また、雑誌タイアップ商品の販促が奏功し、既存店売上高は前年比107.1%と引き続き伸長した。全店売上高は105.6%。

靴専門店のジーフットは既存店売上高109.7%、全店売上高104.4%。

(株)キャンドゥは既存店売上高104.5%、全店売上高は106.8%。

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