コンビニnews|2月既存店3社クリア/セブンは客数0.9%減

コンビニ大手3社が2月度の営業実績を発表した。既存店売上高は3社ともクリアした。客数はセブンのみが前年割れ。客単価は3社が前年を上回った。

セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上高は100.6%、客数は99.1%、客単価101.5%。26カ月連続で既存店伸びは前年同月を上回ったが、客単価チェーン全店(2万1363店、前月比30店舗増)の売上高は105.1%。

2月度は店頭のマルチコピー機の証明書受取サービスの開始、デリバリーサービス「7NOW(セブンナウ)」を約1万2000店舗に拡大するなど店舗の機能強化を進めた。

また、1月末から開始したバレンタインデーに照準を合わせたチョコレートフェア、猫の日(2月22日)に合わせた期間限定スイーツなどの新商品で売場を活性化させたことが貢献した。降水日数が多かったことや、昨年、新型コロナウイルス感染症が収束傾向にあったことによる人流回復の反動が客数に影響した。

ファミリーマートの既存店売上高は103.6%、客数は101.6%、客単価は101.9%。エリアフランチャイジーを含む国内全店(1万6271店 18店舗減)の売上高は105.3%と日商は30カ月連続、客数は24カ月連続で前年超えとなった。また、たばこ・カード・チケットの影響を除いた既存店日商は106.3%で前年を上回っている。

2月度は生コッペパン、新商品のタルタルソースinファミチキに加え「ねこの日」に合わせて猫をモチーフにした商品を多数展開した「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」等はメディアやSNS等で話題となり、売上・客数増に大きく貢献した。

ローソンおよびナチュラルローソンの既存店売上高は104.2%、客数は103.2%、客単価は101.0%。国内全店(1万4643店 7店舗減)の売上高は105.8%だった。販売面では日本全国47都道府県ハピろー!計画“盛りすぎチャレンジ”の販促施策が貢献した。デザートは、「盛りすぎ!プレミアムロールケーキ」「盛りすぎ!焼きそばパン」などのデザート、惣菜パンや菓子パンの販売が好調だった。

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