イオンnews|4月既存店イオンリテール0.8%増/全事業で前年越え

イオン(株)(千葉県千葉市、吉田昭夫社長)は4月月次業績を発表した。セグメント別の既存店売上げの前年比はGMS事業104.5%、SM事業103.4%、DS事業105.3%、ヘルス&ウエルネス101.6%、サービス事業119.3%、専門店事業104.4%。

4月はコロナ感染症が5類移行後初めて迎えるゴールデンウィークに向け、外出需要に対応した行楽用品や家族で一緒に楽しめるごちそうメニューの品揃えを強化したほか、ファミリー向けの1500企画以上のイベントを全国のモールで開催した。

また、「タスマニアビーフ」の肥育開始から50周年を迎えたことから、調理しやすくカットした精肉や下ごしらえ済みの加工品など、約50品目の新商品を順次販売を始めた。

また、トップバリュでは、昨年11月と今年1月に増量企画を実施し、累計約540万個を販売するなど好評だったことから、4月5日より「ヨーグルト」「パン」など利用頻度の高い商品を中心に合計40品目の増量企画を実施した。

主な事業会社の全店売上げと既存店売上げは総合小売事業ではイオンリテール(株)が100.6%、100.8%、イオン北海道(株)が103.3%、102.0%、イオン九州(株)が101.0%、100.7%となった。

イオンリテールでは、既存店売上高が22カ月連続で前年を上回った。大型連休に合わせて異国気分を味わえる「アジアングルメフェア」を開催するなど、帰省や旅行のほか、近場への行楽需要の取り込みを強化した。部門別では、水産、農産、グロサリー、デリカが好調に推移し、食品売上高が既存店前年実績を20カ月連続で上回った。

外出需要やインバウンド需要に対応した化粧品や調剤などが引き続き好調なヘルス&ビューティケアも、26カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。

また、4月26日に横浜市港北区に、「そよら横浜高田店」をオープンした。食品や日用品をはじめカフェやイベントなど、地域で唯一の“普段使いのワンストップ”を実現する店舗として「タイパ」と「コト消費」の2つのニーズに対応した最新のショッピングセンターモデルとなった。

スーパーマーケット事業では、マックスバリュ東海(株)が103.5%、102.3%、(株)フジが100.4%、100.9%、(株)いなげやが100.3%、100.9%となった。主要企業10社計の既存店客数が先月に続き前年を超え、既存店売上高は14カ月連続で前年実績を上回った。

ゴールデンウィークを前に家族や友人が集まる機会を捉え、「じもの(地域商品)」を使用した「ハレ型」のごちそうメニューを品揃え拡大などに取り組んだ。マックスバリュ東海は、3店舗のリニューアルを実施した。店内加工の出来たて商品やレトルト商品、冷凍食品やじもの商品(地域商品)の品揃えを強化した。

サービス・専門店事業の(株)コックスでは、既存店売上高は前年比103.9%。中旬以降の気温上昇に伴い初夏物や夏物商品が好調に推移し、雑誌タイアップ企画商品も前年実績を上回ったほか、メンズのアウター、ストレッチパンツやレディスのマウンテンパーカー、デザインカットソーなどが好調に推移した。(株)キャンドゥが102.4%、101.5%となった。

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