イオンnews|7月既存店イオンリテール0.5%増/主要7社前年売上増
イオン(株)(千葉県千葉市、吉田昭夫社長)が7月の連結各社の業績はイオンリテールの既存店0.5%増をはじめ、主要7社の既存店売上高が前年同月を上回った。
7月は記録的な猛暑に対応し、イオンモールなどのショッピングセンターでは「クーリングシェルター」を展開し、涼しい環境での買い物を楽しめる環境をアピールした。
小売事業では夏休み期間限定のごちそうメニューや土用丑の日のスタミナ料理の品揃えを強化した。また、パリ2024オリンピックの開催に合わせ、「フランスフェア」を過去最大規模で開催した。
また、トップバリュでは一部32品目の値下げを実施した。さらに、東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用した発泡酒、「バーリアルグラン」をリニューアルした。
事業別では総合スーパー事業のイオンリテールは、7月12日より「松竹梅プレミアムセット」をはじめとした企画やごちそうメニューなど目玉商品を最大1180品目取り揃えた大型企画「イオン 超!ナツ夏祭り」を開催した。
スポーツ観戦や夏休みの遊び需要などに対応したこだわり商品や空調家電などが好調に推移し、既存店売上高は2カ月連続で前年実績を上回った。土用丑の日には、シェアできる特大・超特大サイズのうなぎ蒲焼や、MZ世代に向けた白焼き・蒲焼をカジュアル化した串焼きなど、品揃えを強化した。
部門別では、生鮮の水産、農産やグロサリー、デリカが好調で、食品売上高は既存店の前年実績を23カ月連続で上回った。また、化粧品や調剤などが好調に推移したヘルス&ビューティケアも29カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。
GMS(総合スーパー)事業を各社別にみると
イオンリテール(株)の既存店売上高は前年比100.5%。全店では101.0%。
イオン北海道(株)の既存店売上高は101.0%、全店では103.1%。
イオン九州(株)の既存店売上高は101.3%、全店でも102.7%。
イオン北海道、イオン九州ともに、今期に入った3月以降、好成績を継続している。
スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店客数が4カ月連続で前年を超え、既存店売上高は17カ月連続で前年実績を上回った。マックスバリュ東海は、有名シェフ監修のオリジナルトップバリュ商品を発売し、多様なニーズに対応した店内加工のできたて商品の品揃えを拡大した。また、新店や既存店舗の活性化のほか、移動スーパーを拡大した。
マックスバリュ東海(株)は既存店売上高が101.9%、全店では100.8%。
(株)フジは既存店売上高が99.4%、全店でも98.5%。
(株)いなげやは既存店が98.7%、全店では98.4。
また、コンビニ事業ではミニストップ(株)は既存店売上高102.1%、全店売上高102.2%だった。
サービス・専門店事業では、コックス、ジーフットとも既存店、全店売上高は前年割れとなった。
事業会社別にみると以下の業績となった。
(株)コックスの既存店売上高は94.7%、全店は97.0%。
(株)ジーフットは既存店売上高94.8%、全店は87.1%。
(株)キャンドゥの既存店売上高は102.4%、全店は104.2%。