ホームセンターnews|1月既存店8社中3社前年伸び/ジュンテンドー9.2%増
主要ホームセンター8社が1月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は3.7%減、客数6.0%減、客単価2.4%増だった。全店ベースでは、売上高3.9%減。1月の出店は1店。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は0.0%増、客数1.4%減、客単価1.5%増。全店では、売上高3.9%増、客数2.6%減、客単価1.3%増。1月度は、前期に比べて気温が下がり、先月に引き続き器具や作業用防寒などの季節品が好調に推移し、PRO商材も引き続き好調に推移した。
また10月以降の防犯関連用品の需要は今月も継続し、防犯関連の補助錠、センサーライト、防犯カメラなども引き続き伸長した。曜日回りによる影響はなく、既存店の連結売上高前年比は100.0%、全店の連結売上高前年比は、103.9%となった。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は1.3%増、客数2.3%減、客単価3.7%増。全店売上高は3.2%増、客数1.0%減、客単価4.2%増だった。前年よりも気温が低く、山沿いでの降雪量も多かったため、灯油や暖房用品、除雪用品の販売が堅調に推移した。
前年の能登半島地震でニーズが高まった防災用品・復旧資材の反動はあったが、セメント・ワイヤーメッシュなど、復興資材の販売は継続して堅調に推移している。1月は開店は1店舗、閉店は0店舗。月末店舗数は合計1225店舗。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は3.7%減、客数5.4%減、客単価1.8%増。全店売上高は4.6%減だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は5.1%減、客数5.4%減、客単価0.2%増。全店ベースでも売上高5.3%減、客数5.5%減、客単価0.2%増だった。1月はコタツ、石油暖房用品、灯油などが伸長。その他肥料、被膜用品、春まきの野菜種や野菜球根など家庭菜園関連商品の販売が好調だった。
一方で、日用品や家庭用品などセルフ部門が苦戦し、売上は前年を下回った。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は1.5%減、客数4.3%減、客単価2.9%増。一方、全店ベースでは売上高0.7%増、客数2.2%減、客単価3.0%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の1月度(12月21日~1月20日)の既存店売上高は4.4%増、客数0.4%減、客単価4.8%増。全店売上高は4.7%増、客数0.3%減、客単価5.0%増だった。1月は前年に比べて、デイリー・日用品、ペット・レジャー、資材・プロ用品の売上が堅調だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は9.2%増、客数4.2%減、客単価は4.8%増。全店ベースでは売上高8.7%増、客数3.9%増、客単価4.6%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は7.2%増となった。