コンビニnews|4月既存店ファミマ4.7%増・ローソン4.3%増・セブン1.0%増
コンビニ3社が2025年4月度の月次業績を発表している。既存店売上高はセブン-イレブンが101.0%、ローソンが104.3%、ファミリーマートが104.7%だった。
セブン-イレブンは既存店売上高が101.0%、客数100.0%、客単価101.0%だった。チェーン全店ベースでは101.5%。店舗数は2万1549店。
4月は全国的に不安定な天候・気温が続いたものの、外国人観光客の来店が継続して増加し、特に客数増に大きく寄与した。
また、従来実施していた商品展示会を、今年度から「SEVEN‐ELEVEN Innovation Expo(通称:SIESIE)」としてリニューアルした。加盟店に向けての情報発信が強化され、商品価値がお客にもより伝わりやすくなったことが売上増に大きく貢献した。
商品動向では、4月1日から刷新したペストリーが好調。中でも、「サクふわメロンパン」が発売開始から約1 週間で累計販売数が180万食を突破した。また4月22日に発売した、店内調理の揚げ物惣菜「若鶏のからあげ」の「もも」と「むね」は、2種類合計の累計販売数が発売後7日間で 約1000万個を突破して、売上げ増に大きく貢献した。
ファミリーマートは既存店売上高が104.7%、客数100.2%、客単価104.4%。全店売上高は102.3%。総店舗数は1万5362店。
カード・チケットの影響を除いた既存店日商は103.5%で、44カ月連続で前年超えを達成した。
中食では、フライヤーが継続して好調だった。また有名ブランドとのコラボおむずびが各種メディアやSNSで話題となり、好調に推移した。パンでは「白生パン」シリーズの累計販売数が500万食を突破し、売上げを牽引した。
中食以外では、「1個買うと、1個もらえる」や「抹茶withフルーツ」などの施策が奏功し、菓子やドライ飲料、加工食品の売上伸長に大きく貢献した。
また、ブランド初となる展示会を実施したPB衣料「コンビニエンスウェア」は、春夏新商品も売上げの押上げに貢献した結果、日用品が前年を大きく上回る実績となった。
ローソンの既存店売上高(チケット・ギフトカード等除く)は104.3%、客数101.7%、客単価102.5%。全店売上高は104.0%。グループ国内総店舗数は1万4662店。このうち、ナチュラルローソンは132店、ローソンストア100は636店。
米飯および調理麺は、クーポン付きハンドビラや、アプリクーポン施策が奏功し、おにぎりの売上げが好調だった。カウンターファストフードは、アプリクーポン施策などもあり、マチカフェの販売が好調だった。ベーカリーは、新商品「具!パン あふれるコーンマヨ」や「具!パン ハムカツ&焼きそば」などがよく売れた。
販促施策としては、からあげクンの無料クーポンなどの「Pontaパス会員限定施策」や無料レシートクーポン券などを配布する「ハピとく祭」を実施した。