ホームセンターnews|6月既存店伸びは8社中4社が前年越え/夏物好調
主要ホームセンター8社が6月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高0.8%減、客数4.6%減、客単価4.0%増。既存店は6カ月連続のダウンとなった。全店ベースでは、売上高0.8%減。6月の出退店はなし。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は1.3%増。3カ月ぶりに売上げが回復した。客数2.3%減、客単価3.7%増。全店では、売上高5.8%増、客数2.4%増、客単価3.3%増。6月の出店は1店。
6月は前期に比べて高気温だったため、ファン付ウエアなどの夏用作業着や殺虫剤などの売上げが伸びた。また、先月に引き続きエアコンや扇風機の売上げも好調だった。紙製品や衣料洗剤などの日用消耗品が堅調に動いた。曜日回りによる影響は昨年より休日が1日少なく0.94%減としている。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は2.1%増、客数1.8%減、客単価4.0%増。全店売上高は3.4%増、客数1.0%減、客単価4.4%増だった。
6月は真夏日が多く観測され、冷房用品や遮光用品が売上げをけん引した。熱中症対策の義務化によりファン付きウエアなどが堅調に推移した。また、除草剤や刈払機、防草シートなどの雑草対策の商品や防虫・殺虫用品も堅調に推移した。開店は1店舗。月末店舗数は1229店舗。
アークランズ(株)(新潟県三条市、佐藤好文社長)の小売事業の既存店売上高は0.8%減、客数4.1%減、客単価3.4%増。全店売上高は3.4%増だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、ビバホームプロ、スーパーマーケット、ドトールなどを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は2.5%減、客数12.2%減、客単価10.9%増。全店ベースでは売上高2.6%減、客数12.3%減、客単価11.0%増だった。
6月は気温が非常に高く日照時間も多かったこともあり、夏物衣料、冷房用品、接触冷感ラグ、日除け用品、散水用品などが大きく伸長した。一方でペット用品、家具は低調だった。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一会長兼CEO)の既存店売上高は1.8%増、客数5.6%減、客単価7.8%増。全店ベースでは売上高2.2%増、客数5.5%減、客単価8.1%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の6月度(5月21日~6月20日)の既存店売上高は1.5%減、客数は2.3%減、客単価3.8%増。全店売上高は1.6%増、客数2.2%減、客単価3.9%増だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は0.2%増、客数2.8%減、客単価は3.1%増。全店ベースでは売上高0.5%増、客数2.9%減、客単価3.5%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は0.3%減となった。