イオン北海道news|第1Q売上高918億円10.5%増・経常利益9億円47.7%減

イオン北海道(株)(札幌市白石区、青栁英樹社長)の2026年2月期第1四半期決算は売上高917億9100万円(前年同期比10.5%増)、営業利益9億7000万円(37.0%減)、経常利益8億8800万円(47.7%減)、四半期純利益7億3700万円(32.2%減)となった。

期間売上高は過去最高だったが、販売費および一般管理費の上昇を営業総利益高でカバーするに至らなかった。粗利益率が高い衣料、住居余暇の苦戦や食品の粗利益率低下により、減益となった。

業態別の売上高は、GMS(総合スーパー)は505億0500万円(10.2%増、既存店前年同期比0.6%増)、SM(スーパーマーケット)は269億6300万円(7.8%増、2.2%増)、DS(ディスカウントストア)は159億8600万円(15.2%増、7.0%増)。

ライン別の売上高は、衣料部門は2.1%減、食品部門は12.1%増、住居余暇部門6.6%増となった。

主な施策では2024年10月に西友から承継した店舗を対象に、「ザ・ビッグ福住店」「ザ・ビッグ元町店」の2店舗を活性化した。店内設備の入れ替え、什器の変更、カテゴリーの拡縮を行い、2店舗とも計画以上の売上高で推移している。

また、GMS店舗の魅力向上を図るため、3月より「ディベロッパー本部」を新設し、新たなテナントの誘致や地域に密着したイベントを開催した。

商品面は、食品部門で独自商品の強化に取り組み、道内産原料にこだわった「道東産黒ガレイの煮つけ」や、道内の炭酸飲料メーカーが製造する「コアップガラナ」のオリジナルフレーバー「コアップガラナグレフル」などのオリジナル商品を展開した。

衣料・住居余暇部門では、衣料の52週マーチャンダイジングを見直し、初夏の打ち出しとしてカットソーを売り込んだほか、メーカーと共同開発したスポーツシューズ「エアログライド」を販売し、好調に推移しました。

住居余暇ではPBのホームコーディについて新商品を中心に販売拡大した。「イオン上磯店」では専門売場を構築し、好調に推移している。また、自社センター「イオン石狩PC」による畜産商品の味付き肉を開発し各店舗で売り込み、好調に推移した。

顧客化を進める取り組みでは、ⅰAEONで月初めの一の市で配信しているクーポンを自社オリジナル商品の対象クーポンに変更するなど、各種クーポン施策により、会員数は前年同期比155.5%と伸長した。

インターネット販売事業は、ネットスーパーの拠点を増加させたことやピッキング方法の改善などの業務効率化により、受注件数が増え、売上高前年同期比141.5%となった。生産性向上の面では、電子棚札、セルフレジ、タッチパネルモニター「CIボード」導入による作業効率化で、総労働時間は既存店前年同期比97.4%となった。

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