JACDSnews｜横浜市内31店舗で日用品の空き容器の店頭回収の実証実験

（一社）日本チェーンドラッグストア協会(略称：JACDS、東京都港区、池野隆光会長)では、SDGs推進活動、サーキュラーエコノミーの実現に向け、販売した商品の空容器の店頭回収に向けた共通のプラットフォーム構築を進めるために、6月末から半年間、横浜市内の31店舗で日用品の空き容器の店頭回収の実証実験を開始する。

このプロジェクトは、日用品分野でのリサイクルを進めるため、10月からJACDS会員企業と主要日用品メーカーによる推進協議会を組織して検討を進めてきた。

推進協議会メンバーは、小売業ではウエルシアホールディングス(株)、(株)トモズ、(株)マツキヨココカラ＆カンパニーの3社。日用品メーカーは、花王(株)、Ｐ＆Ｇジャパン合同会社、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング(株)、ライオン(株)の4社。そしてコーディネーターとしてテラサイクルジャパン(株)。

実証実験の目的は、一つは、取り組みをアピールすることによる生活者に対するSDGs推進活動、サーキュラーエコノミーの普及啓発。もう一つは、回収プラットフォーム構築に向けた、回収オペレーション、回収後の再生品作成までの技術的な問題点等の課題の洗い出し。

対象商品はシャンプー、ボディソープ、液体洗剤、柔軟剤などのボトルおよび詰め替え用パウチ等。顧客にボトルやパウチは軽く洗ってもらい、乾燥させたものを回収ボックスに投函してもう。ペットボトル、食品容器、チューブ、塩素系・酸素系・発火性のある容器は対象外。回収した容器は、実験参加者に成果が見えるように、買物カゴを作成することを予定している。

実証事件の期間は、6月30日から12月31日までの半年間を予定する。