ローソンnews｜｢ローソンスマホペイ｣導入18年度中に100店舗に拡大

(株)ローソン（東京都品川区、竹増貞信社長）は、スマートフォンの専用アプリを使って決済できるサービス「ローソンスマホペイ」を2018年度中に100店舗に導入する。９月以降、混雑しがちな大都市圏の店舗を中心に順次展開する。

「ローソンスマホペイ」にはローソンの公式アプリを使用する。顧客はあらかじめこのアプリをダウンロード(無料)しておく。店頭では、購入する商品のバーコードをスマホのカメラで読み取り、アプリ上で決済する。決済後に表示される QRコードを店頭の読み取り機にかざせばいい。アプリに電子レシートを表示することも可能だ。

ローソンでは、レジの混雑解消や店員の業務負担軽減を目的として、4月から都内の3店舗でスマホペイの実証実験を実施していた。

この実験で、時間帯別のスマホペイの売上高は、店内が混雑する朝の時間帯(７時～９時)が3割、昼の時間帯(11時～12時)が4割を占めたことがわかった。スマホペイ利用者の入店から退店までにかかる時間は約1分で、レジで決済する場合の約4分の1だった。

利用者は、約６割が30～40代の男性だった。購入頻度の高い商品としてはソフトドリンク、店内淹れたてコーヒー、おにぎりなど。

現在スマホペイを導入しているのは「晴海トリトンスクエア店」、「TOC大崎店」、「ローソンゲートシティ大崎店」の3店。9月中旬には「フジテレビ店」、10月上旬には「JEBL秋葉原スクエア店」など、大都市圏の店舗を中心に順次導入していく。