イトーヨーカ堂 news|ネットスーパーに「置き配」導入/スマートロック活用
(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、山本哲也社長)は「イトーヨーカドーネットスーパー」に「置き配」を導入する。
不動産管理用アプリやシステム開発企業である「ライナフ」(東京都文京区、滝沢潔社長)の「スマート置き配」の仕組みを活用する。スマートロックを使ってオートロック付きマンションのエントランスの鍵をデジタル化することで、配達時に各マンションの管理人のエントランス解錠の手間を省き、受取人の好きな曜日・時間に利用できる置き配を提供できるようにする。セキュリティ面では、あらかじめ配送パートナーごとに認証された配達員のみが入館できる仕組みとしている。
共働き世帯や単身世帯の増加により、近年ネットスーパーの需要が拡大していたが、「オートロックマンション」では、置き配での受け取りが選択できないことで顧客の不便の一因となっていた。
置き配の導入で、不在による再配達の解消や宅配ボックス不足の解消にもつながる。イトーヨーカ堂では2022年夏に導入の解錠検証を行っていて、 2023 年 3 月 1 日に提携した。まずは首都圏において開始する予定。