イトーヨーカ堂news|即配サービス「OniGO」と協業本格化/120店導入へ
(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、山本哲也社長)は、ラストワンマイル施策を強化するため、ONIGO(株)(東京都世田谷区、梅下直也社長)が提供する即時お届けサービス「OniGO(オニゴー)」との協業を本格的に開始する。2024年度中には首都圏、中京、近畿エリアのイトーヨーカドーおよびヨーク店舗でのサービス提供を進めていく。
「OniGO」は注文から最短20分での配送が可能なサービスで、イトーヨーカドーやヨーク店舗の最大約8000種類の品目を購入することができる。セブン&アイグループでは、2022年3月に「コンフォートマーケット西馬込店」で導入を開始。またイトーヨーカドーでは、2023年10月に「木場店」と「大森店」で実証実験を行い、好評だった。2024年3月末時点ではヨーク15店舗、イトーヨーカドー51店舗の計66店舗まで拡大している。今後は、イトーヨーカドー120店舗への導入を目指し、「OniGO」を拡大していく予定だ。
OniGOサービスは、顧客がアプリから商品を注文すると、OniGOのピッカーが注文商品をピックアップし、配送員が届けるという流れだ。商品の受け取りは対面・置き配を選べるが、酒類など一部商品が含まれる場合は置き配指定を選択できない場合もある。なお送料は、税込み5000円以上の注文で無料となる。
イトーヨーカドーのラストワンマイル施策では、計画的に購入できる「イトーヨーカドーネットスーパー」、移動販売で対面購入ができる「イトーヨーカドーとくし丸」、そして必要になったときにオンデマンド購入ができる「OniGO」の3つのサービスで、デリバリーニーズに対応する。