アインnews|第1Q売上高1.6%減・経常利益12.7%減/ファーマシー減収減益

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が、2019年4月期の第1四半期業績を発表した。

売上高650億1300万円(前年同期比1.6%減)、営業利益34億5000万円(12.9%減)、経常利益36億1000万円(12.7%減)、四半期純利益18億5100万円(12.7%減)と減収減益だ。

営業利益率は5.3%、経常利益率は5.6%。

ファーマシー事業は、売上高570億9000万円(3.1%減)、セグメント利益は39億8400万円(17.4%減)で、減収減益。これが全体の減収減益という結果を招く原因となった。

しかしこの間、同グループでは、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化に取り組んだ。⑴地域医療との連携、⑵「お薬手帳」を活用した薬剤に関する情報の一元的と継続的な把握、⑶それに基づく薬学的管理・指導の強化、⑷ジェネリック医薬品の使用を促進。さらに、⑸かかりつけ薬剤師としての資質向上のために、新卒薬剤師の教育研修を強化した。

2018年6月には、愛知県の国家戦略特別区域で、全国初となる薬剤遠隔指導事業の登録を行い、オンラインでの服薬指導を開始した。これにより、さまざまな理由で来局できない患者に対し、テレビ電話などによる服薬指導が可能となった。

出店状況は、M&Aを含め5店舗を出店、10店舗を閉店した。結果として薬局総数は1024店舗となった。

リテール事業は、売上高65億0500万円(11.6%増)、セグメント利益は3億6400万円(866.1%増)で、増収増益だった。

コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の首都圏への継続的な出店、および既存店の改装を行った。また、関連商品のMDを強化して、集客力向上に努めている。これにより、前期出店の売上高が大きく寄与して、既存店売上高は前年を上回った。また、「リップス&ヒップス」「ココデシカ」をはじめとするオリジンナルブランドが好調に推移。さらに、昨年度実施した仕入れの見直しで、収益が改善した。

期末での出退店はなくて、48店舗を展開している。

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