サツドラnews|第1Q売上高8%増・営業利益49%・経常利益45%で増収増益

サツドラホールディングス(株)(札幌市北区、富山浩樹社長)が、2019年5月期の第1四半期業績を発表した。

2018年5月16日から8月15日まで3カ月の売上高は、211億8300万円(前年同期比8.1%増)、営業利益1億2600万円(49.3%増)、経常利益1億3300万円(45.1%増)、純利益4100万円(7.4%増)。増収増益だった。

営業利益率は0.6%、経常利益率は0.6%と依然として低い。


同社は、中期経営計画を策定して「北海道の深堀と次の成長への基盤づくり」をテーマに掲げている。成長戦略として4つの取り組みを行っている。

1つ目の強固なリージョナル・チェーンストアづくりでは、「積極出店」「差別化」「低価格」の3つの戦略を掲げている。出退店状況は、ドラッグストア2店舗を新規出店する一方で、2店舗を閉店した。期末の店舗数は、道内にドラッグストア169店舗、調剤9店舗。グループ店舗数は国内201店舗、国外3店舗となった。

また、「サツドラ」ブランドを強く確立するために、オリジナル商品の開発に積極的に取り組んでいる。その中で、新しいブランドコンセプトによるプロトタイム1店舗をリニューアルオープンした。一方で、オリジナルブランド商品250SKU超を取り扱い、差別化を狙う。さらに、エブリデー・セイム・ロープライスを積極的に推進している。

2つ目は、リージョナル・プラットフォームづくり。北海道共通ポイントカード「EZOCA」は8月15日現在、会員数が160万人を突破した。さらに、マルチモバイル決済を導入した提携先数は140社を超えている。

3つ目は、アジアン・グローバルへの発信。インバウンド需要とアウトバウンド需要を積極的に取り込むため、インバウンドフォーマットを新たに1店舗出店した。8月15日現在、道内外に23店舗を展開している。また、2017年8月には、「台湾札幌薬粧有限公司」を設立して、台湾で3店舗を運営している。

最後に4つ目は、デジタルトランスフォーメーションの推進。AIやIoTなどの先進テクノロジーを経営に取り入れ、2017年6月度はAI TOKYO LAB(株)とGRIT WORKS(株)とを連結子会社化した。また、セミセルフレジを複数店で実験導入している。

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