三越伊勢丹news|第2Q 5630億円4.3%減も経常利益28%増/不採算店整理へ
(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)の2019年3月期第2四半期決算が発表された。
売上高は5639億9100万円(前年同期比4.3%減)、営業利益108億2500万円(41.5%増)、経常利益122億8200万円(28.6%増)、四半期純利益39億2900万円(前年同四半期差391億000万円)の減収増益だ。
営業利益率1.9%、経常利益率2.2%。
百貨店事業は、売上高は5247億3000万円(0.5%減)、営業利益53億1700万円(55.0%増)。
基幹店の伊勢丹新宿本店、三越銀座店は前年を上回った。例年1回の夏のクリアランスセールを2018年は百貨店各社が揃って、6月末、7月末に実施した。これが増収の要因だ。また、国内需要の伸び率は鈍化傾向だが、免税売上げは変わらず堅調だ。
三越日本橋本店は、10月24日にリモデルされてグランドオープンした。伊勢丹新宿本店も改装を計画していて、19年春にメンズ館を、19年度中に本館のリモデルオープンを予定している。
一方、不採算店の伊勢丹相模原店と府中店は2019年9月、新潟三越は2020年3月、岩田屋久留米店新館は2019年3月に営業終了を予定する。
EC事業では、6月に定期宅配サービス「ISETAN DOOR」を開始した。また、中国小売大手の京東(ジンドン)集団と戦略的業務提携を結び、9月から京東集団が展開する中国越境ECサイト「京東全球講(JD Worldwide)」に出店している。