H2Onews|冬物衣料苦戦で11月売上高0.8%減/改装効果で博多阪急10%増
エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が2018年11月の売上げ速報値を発表した。
11月は、気温が高かったことで、コートやマフラーなど冬物衣料や防寒アイテムが苦戦した。また鍋物商材の動きも鈍かった。しかし惣菜の売上高は伸長した。
百貨店事業は、阪急本店100.0%、阪神梅田本店89.0%。支店合計は101.5%で、全店では99.2%だった。
阪神梅田本店は、第I期棟オープン後、面積が2割減少したが、想定を上回って、好調に推移した。名物の「大ワイン際」、初開催の「台湾フェス」など催事が集客に寄与した。
支店は12店舗中、5店舗が前年を上回った。とくに博多阪急は2017年秋の大規模リニューアル以降、広域からの集客力が高く、海外ブランドのジュエリーが好調で110%と増収。
阪急本店は24カ月連続で前年を上回った。冬物衣料は苦戦したが、ファッションイベントが成功して婦人衣料が好調だった。また、阪急メンズ大阪は海外ブランドを中心に売上げを伸ばした。
インバウンドは、高額品のジュエリーや時計が伸長して、ほぼ前年並みだった。
食品事業は、イズミヤ(株)が94.3%、(株)阪急オアシスは96.0%と、ともに前年を下回った。