エンチョーnews|第3Q 専門店事業好調で売上高298億円・経常利益29%増
(株)エンチョー(静岡県富士市、遠藤健夫社長)の2019年3月期第3四半期決算は増収増益だ。
売上高297億6300万円(前年同期比1.0%増)、営業利益6億8700万円(19.9%増)、経常利益5億5300万円(29.0%増)、四半期純利益3億6400万円(11.6%増)で、営業利益率2.3%、経常利益率1.9%。
ホームセンター事業は、暖冬のため暖房用品は伸び悩んだが、夏の猛暑により、レジャー用品、冷房用品等の夏物季節品の販売が伸長した。また、相次ぐ自然災害による災害関連用品の販売も大きく増加した。
一方、専門店事業のハードウェアショップとアウトドアショップは、新店の寄与に加え、既存店の販売が好調に推移している。
静岡県駿東郡清水町のサントムーン柿田川ショッピングセンターのリニューアルに伴い、2018年10月、アウトドアショップ「SWEN三島店」とホームファッションショップ「casa駿東」を同センター内で移転・改装した。また「ジャンボエンチョー菊川店」を全面改装した。
同社創業は1939年、材木店からスタートして、1974年にホームセンター1号店を出店する。DIYを柱にホームセンター事業を展開してきたが、近年は業績が低迷。2014年3月期に494億3200億円あった売上高は、2018年3月期には398億9200万円にまで縮小した。
今期は中期経営計画スローガンとして「ENCHOアクション」を掲げ、地域に根ざした品揃えの最適化と専門店事業の推進による売上高の拡大を図る。また、仕入力とコスト削減意識の強化による「収益力の向上」や、在庫回転率アップによる「在庫の適正化」を進めている。