関西スーパーnews|第3Q営業収益940億円1.1%増・利益12%増の回復基調

(株)関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市、福谷耕治社長)の2019年3月期の第3四半期は増収増益だ。

営業収益は939億5800万円で前年同期比1.1%の伸びを示した。営業利益は14億6700万円(12.7%増)、経常利益が17億4200万円(11.8%増)、そして四半期純利益は11億1800万円(20.2%増)と、利益も回復基調にある。

ただし営業収益対比の営業利益率は1.6%、経常利益率は1.9%。

関西スーパーマーケットでは、2018年度から始まる3カ年中期経営計画をスタートさせている。「健康経営」「生産性向上」「教育」の3つの柱で経営改革を進める。

「生産性向上」では食洗機やスライド棚など新たなハードウェアを導入して、作業工程数を削減する試みを展開する。さらに自動発注システムやキャッシュリンクなどのシステム投入で、従来の作業自体をなくす取り組みも進められている。全店装備を目指すセルフ精算レジは、12月末時点で36店舗に導入されている。また9月に稼働した「神戸赤松台センター」では炊飯・米飯、野菜の加工を行って、店舗を後方支援する。

「教育」では、6カ月間の実習期間を経て店舗に配属された新入社員が、サブチーフ業務の修得を目指せるよう「新入社員教育プログラム」でサポートする。

既存店舗は6月に鳴尾店(兵庫県西宮市)、9月に蒲生店(大阪市城東区)、12月に西冠店(大阪府高槻市)で大規模改装を行った。

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