バローnews|第3Q 営業収益4284億円3.6%・経常利益10%の増収増益
(株)バローホールディングス(岐阜県恵那市、田代正美社長)が2019年3月期の第3四半期決算を発表した。営業収益4283億7600万円(前年同期比3.6%増)、営業利益122億2200万円(9.9%増)、経常利益133億6600万円(8.9%増)、四半期純利益80億6400万円(6.5%増)と増収増益だ。
営業利益率2.9%、経常利益率3.1%。
主力のスーパーマーケット事業は、営業収益が2671億3900万円(1.6%増)、営業利益は77億5500万円(14.1%増)の増収増益だ。中核の(株)バローの既存店売上高は前年比で0.7ポイント減少したが、2018年8月に子会社化した(株)フタバヤが寄与した。フタバヤは滋賀県でスーパーマーケット3店を運営する。売上総利益率の改善やグループで横断的に進めた経費管理の効果から増益となった。
商品開発を強化する惣菜部門では、弁当・丼商品21種をリニューアル。また旬の野菜を使った和惣菜として、夏は「国産なすの揚げ浸し」、秋は「さといもの旨煮」、通年では「加賀揚げと大根のうま煮」がヒットした。安定した売上高を確保する商品開発が進んでいる。
新規開設は6店舗。ドミナントの岐阜県を中心に18店舗を改装した。リロケーション・業態転換などで3店舗を閉鎖した。12月末のスーパーマーケット店舗数は283店舗。
ドラッグストア事業の営業収益は960億6000万円(8.4%増)、営業利益は23億6100万円(35.6%増)と好調だ。既存店売上高も前年比3.9%と伸びた。
愛知県・岐阜県を中心に25店舗を新設、7店舗を閉鎖して、12月末の店舗数は379店舗。そのうち調剤専門薬局38店舗だ。専門性の強化に向けて、カウンセリング販売の医薬品・化粧品に注力した。また接客時間を確保するために、ほぼ全部門を自動発注に切り替えた。
ホームセンター事業の営業収益は429億7100万円(3.7%増)、営業利益は24億9400万円(20.5%増)。既存店売上高は前年比1.5%増。建築資材や工具・金物、自動車タイヤの交換などの部門が伸び、売上総利益率を押し上げた。店舗数は36店舗。
スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター3業態ともに2018年度は好調に推移している。