サンドラッグnews|第3Q増収減益/ドラッグ事業食料品強化で増収
(株)サンドラッグ(東京都府中市、才津達郎社長)が2019年3月期の第3四半期決算を発表した。
売上高4448億8200万円(前年同期比4.4%増)、営業利益269億5400万円(2.1%減)、経常利益274億0100万円(2.4%減)、純利益183億6300万円(2.9%減)で、増収減益だ。マツモトキヨシホールディングスとドラッグストア業界第3位を抜きつ抜かれつ。
営業利益率6.1%、経常利益率6.2%と高いレベルだ。
ドラッグストア事業の売上高は3115億3400万円(3.0%増)、営業利益は206億3800万円(1.2%減)で増収減益。殺虫剤など夏物商材が低迷、さらに暖冬の影響でカイロ類の売上げも伸びなかった。しかし、食料品の強化、インバウンド需要の対応店拡大などを行ったことで増収となった。
出店状況は、24店舗(フランチャイズ店3店舗含む)を新規出店して、2店舗のスクラップ&ビルド、43店舗を改装した。一方で、13店舗を閉店した。
ディスカウントストア事業の売上高は1614億0300万円(7.6%増)、営業利益は63億1500万円(5.1%減)で、こちらも増収減益。天候不順で、夏物・冬物の季節商材が不調だった。しかし、医薬品や食料品の販売を強化して、さらに積極的な店舗改装を行ったことで売上げが伸長した。
出店状況は、14店舗を新規出店して、3店舗のスクラップ&ビルドと20店舗を改装した。2店舗を建替えのために閉店した。
12月31日時点のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業872店舗(直営店663店舗、星光堂薬局67店舗、サンドラッグプラス56店舗、サンドラッグファーマシーズ23店舗、フランチャイズ店63店舗)、ディスカウントストア事業ダイレックス)270店舗で合計1142店舗を展開している。