J.フロントnews|5月百貨店は夏物衣料好調で0.7%増/インバウンド23%増
J.フロントリテイング(株)(東京都中央区、山本良一社長)が5月度の連結売上収益報告を発表した。同社は2017年3月から国際会計基準[IFRS](International Financial Reporting Standards)を適用している。
百貨店事業は前年同期比0.7%増だ。
大丸心斎橋店9.9%増、松坂屋豊田店4.5%増など8店舗は増収。一方で、3月から売場を縮小した大丸芦屋店30.8%減、松坂屋上野店12.3%減など5店舗は減収した。また、大丸松坂屋3店舗(博多大丸、下関大丸、高知大丸)は前年に届かなかった。
5月度は、気温の上昇に伴って、ワンピースなど夏ものファッションに動きが見られた。また、化粧品やラグジュアリーブランドが、国内・訪日外国人需要ともに好調に推移した。さらに、宝飾品の売上げも伸長したことから、大丸松坂屋百貨店合計では前年同月1.1%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計では0.7%増となった。
大丸松坂屋百貨店合計、百貨店事業合計ともに4カ月連続で前年実績を上回った。
また、大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は、約23%増。客数数は14%増、客単価も8%増と伸長している。
店舗別では、札幌店が8カ月連続、心斎橋店、東京店、名古屋店が4カ月連続でプラスとなり、直営13店舗中8店舗が前年実績を上回っている。