フジnews|第1Q営業収益785億円2%増・経常利益20%増で収益回復
(株)フジ(愛媛県松山市、尾﨑英雄社長)が2020年2月期の第1四半期決算を発表した。
営業収益784億7800万円(前年同期比2.0%増)、営業利益20億2000万円(26.4%増)、経常利益22億4600万円(20.1%増)、四半期純利益14億7900万円(30.2%増)の増収増益だ。
営業利益率は2.6%、経常利益率は2.9%。
小売事業の営業収益は764億8500万円で前年同期比1.7%増だ。
今期は3月に「フジ・ZY(絶対安い)高岡店」(愛媛県松山市)をディスカウント業態からスーパーマーケット業態に変更し、「フジ高岡店」としてリニューアルオープンした。5月には(株)三和ストアー(広島県呉市)から譲り受けた3店舗を「ピュアークック吉浦店」、「ピュアークック長ノ木店」、「ピュアークック中通店」としてオープンした。「ピュアークック毘沙門台店」(広島市安佐南区)は一時閉店し、リニューアルオープンに向けて工事を進めている。6月には「フジ北条店」(愛媛県松山市)をスクラップアンドビルドした。また、開業20年の「フジグラン四万十」(高知県四万十市)の改装を実施した。
中核のスーパーマーケット事業では、生鮮食品部門の差別化に注力して、コールドチェーンの整備、センター機能を拡張している。3月には精肉部門で2拠点目となるプロセスセンターを稼動させるとともに、4月に「フジ四国生鮮センター」を移転新築した。
生鮮食品部門においては、朝市や日替わり特価で安さを訴求し、売場での演出を強化した。加工食品部門では、5月に購入頻度の高い一般食品や日用品において新たに200品目の値下げを実施し、昨年度値下げした1000品目と合わせ、値下げ対象商品は合計1200品目となった。
ノンストアリテイル事業では、3月に移動スーパー「おまかせくん」のサービスを愛媛県喜多郡内子町で開始し、愛媛県南予地区での巡回エリアを拡大した。合計10店舗を拠点に、18台54ルートで営業している。