ヤマザワnews|第1Q269億円0.9%減・経常利益1.8%減、販促強化

(株)ヤマザワ(山形県山形市、古山利昭社長)の2020年2月期第1四半期決算は、売上高269億4500万円(前同期比0.9%減)、営業利益1億5400万円(9.1%増)、経常利益1億5200万円(1.8%減)、四半期純利益8300万円(3.2%減)だ。

営業利益率、経常利益率ともに0.6%。1%は確保したい。

ヤマザワは創業者で代表取締役会長だった山澤進氏が退任。今期は、「経営改革元年」「新生ヤマザワへの挑戦」をスローガンに掲げて古山社長の下、スーパーマーケットとドラッグストアの2事業に取り組む。

スーパーマーケット事業の売上高は236億3500万円(0.9%減)。価格志向に対応してニチリウグループの「くらしモア」を積極的に展開し、また子会社のサンコー食品によるオリジナルの惣菜・日配商品の拡販を行った。3月からは加工食品や日用品を中心に「300品値下げ」を実施した。また平日強化策として、「月曜日お肉の日」「火曜日日配食品の日」のような曜日別・分類別の日替わり販促を導入した。日曜日には「日曜朝市」も展開を始めた。

人手不足対策としてセルフ式レジの導入を進めている。

スーパーマーケット店舗数はヤマザワ山形県43店舗、宮城県22店舗、よねや商事(株)が秋田県9店舗の計74店舗。

ドラッグストア事業の売上高は1.0%減の33億0700万円。主力の医薬品と化粧品のカウンセリング販売による販促を強化する一方、トータルコストリダクション(企画設計段階からのコスト削減)を掲げ、経費削減活動に取り組んでいる。

4月に「ドラッグ左沢(あてらざわ)店」(山形県西村山郡)を新規開設した。これまでヤマザワではスーパーマーケットとドラッグストアを併設していたが、同店は、今後モデルケースとなる単独出店店舗だ。

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