ヤマザワnews|第1Q売上高261億円4.4%増・経常利益2.6億円

(株)ヤマザワ(山形県山形市、古山利昭社長)が 2026年2月期の第1四半期決算を発表した。

3月1日~5月31日の連結業績は、売上高260億6300万円(4.4%増)、営業利益2億4900万円(前年同期は4億0800万円の営業損失)、経常利益2億6400万円(前年同期は2億2300万円の経常損失)、四半期純利益1億7100万円(前年同期は1億8600万円の純損失)となった。

営業利益率、経常利益率ともに1.0%。

今年度から2028年2月期を最終年度とする第4次中期経営計画を策定した。第4次中期経営計画における重点課題として、早期黒字化と安定収益の確保、店舗戦略、サステナビリティ、人材の育成と制度改革、風土づくり、組織基盤整備を掲げ、経営課題解決に向けての戦略推進により強い企業成長を目指す。

スーパーマーケット事業は、売上高228億1200万円(4.7%増)。
第4次中期経営計画の重点課題を達成するため、商品戦略やサービス戦略、サステナビリティの諸施策に取り組んだ。黒字化に向けた収益力強化のためのマーケティング・ブランド戦略としてヤマザワブランドの構築を最重要課題とした。

3月に惣菜の新ブランド「ヤマザワデリ」を立ち上げた。顧客の声をもとにした”頑張りすぎず、お惣菜に頼りながらいこうよ”をコンセプトに、顧客の心と体を元気にする食生活の提案を行った。また、地元密着企業として地元の食材を利用したもう一つの惣菜ブランド「このまちの」も同時に立ち上げ、山形・宮城・秋田の地元の素材や味にこだわった商品を展開した。

同社HP内のギフト専用のネットショッピングサイトにおいて、地元の特産品の拡充を図り、規模を拡大してきた。4月には楽天グループ(株)が運営するインターネットショッピングモールの「楽天市場」に公式オンラインショップ「ヤマザワ楽天市場店」を新規出店した。

昨年度導入した「ヤマザワEdy-楽天ポイントカード」は、楽天ポイントカードの全国的な知名度・利便性の高さを活用したヤングファミリー層の支持獲得を目指し、3月末時点で会員数は37万人を超えた。

顧客の利便性向上を目的とした移動スーパー「とくし丸」事業を拡大し、山形県内16台、宮城県内6台、秋田県内9台の合計31台を稼動させている。

既存店の活性化として、4月に「吉岡店」(宮城県黒川郡大和町)、5月に「山居町店」(山形県酒田市)の改装を実施した。5月31日時点の店舗数は、山形県内44店、宮城県内19店、秋田県内7店で、合計店舗数は70店。

ドラッグストア事業は、売上高32億4500万円(2.0%増)。
「地域の皆様が健康で楽しく、より便利に、より豊かに、活き活きと生活できる商品と情報を提供し、『生活の質』の向上を実現する」を基本理念に、デジタルの推進と販売力の強化に取り組むとともに、働きやすい職場環境の実現を推進し、地域の人々の「生活の質」の向上の実現に向けて取り組んだ。

食品製造事業は、売上高500万円(213.8%増)。
惣菜と日配商品を開発製造して同社グループへ納品しており、スーパーマーケット事業との連携を密にし、安全・安心でおいしいオリジナル商品の開発を行ってきた。2023年に稼働を開始したデリカセンターの活用により、商品開発・生産能力の増強、店舗への供給量の拡大に加え、味・品質・鮮度の向上を実現している。

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