ライフnews|第1Q 営業収益1760億円3.1%・経常利益24.3%の増収二桁増益

(株)ライフコーポレーション(大阪本社:大阪市淀川区・東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)が2020年2月期第1四半期業績を発表した。

営業収益は1759億6000万円(前年同期比3.1%増)。新規出店と既存店舗の改装が寄与した。

営業利益33億1100万円(23.5%増)、経常利益34億7500万円(24.3%増)、純利益21億9600万円(31.6%増)と昨年同期から大幅な増益となった。

採用強化や時給アップに伴う人件費、運賃・光熱費の上昇による物件費などのコスト増、さらに償却費の増加もあったが、投資効果や商品政策をはじめとする各種施策の成果がコストの増加分を上回った。

営業収益対比営業利益率1.9%、同経常利益率は2.0%。

4月にネットスーパーと来店宅配サービスの配送網構築のために、セイノーホールディングス(株)とそのグループ会社の(株)ベクトルワンと業務提携契約を締結した。これにより第6次中計の柱の一つとしているネットスーパー事業の加速化を図る。

さらにアマゾンジャパン合同会社が運営するAmazon「Prime Now」に、食品スーパーとして国内初出店する。東京都内の一部地域において2019年中の開始する。Prime Now導入でネットスーパーを利用できない地域住民にも商品販売が可能となる。

小売事業の営業収益は1757億7500万円(3.1%増)、売上高は1705億7000万円(3.0%増)、セグメント利益は34億9000万円(24.0%増)と増収増益。

部門別売上高は、生鮮食品部門が706億8500万円(3.5%増)、一般食品部門750億3800万円(3.4%増)、生活関連用品部門155億2200万円(2.9%増)が増収。一方で、衣料品部門66億7600万円(4.2%減)、テナント部門26億4700万円(1.5%減)は前年同期を下回った。

新規出店は大阪府に3月に「空堀店」「玉出東店」、4月に都市型小型店の新業態として「Miniel(ミニエル)西本町店」を出店した。1店舗を閉鎖したほか、既存店舗の「今里店」「東有馬店」「セントラルスクエア西宮原店」を改装した。

2020年通期は、営業収益7200億円(3.0%増)、営業利益124億円(0.9%増)、経常利益130億円(1.3%増)、純利益75億円(1.3%増)を目指す。

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