コンビニnews|6月既存店/ファミマ・ローソン前年クリア、セブン1.3%減

コンビニチェーン大手3社の6月業績が発表された。

■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店売上高は前年同月比98.7%と1.3ポイント前年を下回った。客数96.2%を、客単価102.6%。チェーン全店の売上高は101.7%。

6月末時点で店舗数は2万0973店。沖縄県を除く46都道府県で店舗展開していたが、唯一未出店だった沖縄県に7月11日「「セブン-イレブンの日」の今日、14店舗を出店した。これにより国内全都道府県でのチェーン展開となる。なお、沖縄県内では、2024年7月末までに約250店舗の出店を目指している。

■(株)ファミリーマート
既存店売上高は前年同月比101.3%と、8カ月連続で前年を上回った。客数は99.2%、客単価は102.1%。チェーン全店の売上高は横ばい。ファミリーマート(プロパー)の国内店舗数は、6月末時点で1万5517店。37店舗を出店し、27店舗を閉店して、純増は10店舗だ。

6月も引き続き、惣菜・冷凍食品を始めとする「お母さん食堂」シリーズの拡販に努めた。また、おむすび・寿司のキャンペーン販促施策が奏功したことで中食は堅調に推移した。デザートは、新商品の「まっ白ミルクのスフレ・プリン」などケーキ類が好調だった。

■(株)ローソン
ローソン単体の既存店売上高は101.0%と前年を上回った。しかし客単価は99.2%で前年に届かず。客単価は101.9%。全店では前年比104.8%。

6月末時点のローソングループ国内総店舗数は1万4691店。そのうち、ナチュラルローソンが141店、ローソンストア100が797店となっている。

調理パンは、定番商品のリニューアル効果でサンドイッチが好調だった。調理麺は、パスタが伸長した。ファストフードは、からあげクンの販促施策効果や、マチカフェの新商品「ダブルエスプレッソラテ」が売上げを伸ばし、前年を大きく上回った。デザートは、「バスチー」の人気が継続していることに加えて、丸いバターサンド「サクバタ」が伸長した。べーカリー、日配食品、冷凍食品も好調に推移した。

既存店売上高はファミマとローソンが好調、セブンは低迷した。
ファミリーマート101.3%、
ローソン101.0%、
セブン-イレブン98.7%。

既存店客数は3社揃って前年割れしている。
ファミリーマート99.2%、
ローソン99.2%、
セブン-イレブン96.2%。

客単価は3社ともに上昇している。
ファミリーマート102.1%、
セブン-イレブン102.6%、
ローソン101.9%、

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